障害福祉人材の賃金の低さ問題 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日、ウォーキングに行ったら、「10月桜」という桜の花が咲いていました。10月ごろに開花して、新年まで見れるそうです。面白いことに、4月上旬にも、また咲くのだそうです。不思議ですね。

 

 

昨日の朝日新聞の朝刊に、「低い待遇=障害者を尊重しない社会」という記事が出ていました。

 

記事の内容は、介護や保育、看護、障害福祉分野に勤める職員の賃金が低いので、2月から月3%程度(約9,000円)ひきあげることになっているそうです。

 

障害福祉人材の賃金(ボーナスなどを含む、月収換算)は、約29万5千円で、全産業平均は、35万2千円だそです。9,000円アップしても、約5万円の差があります。

 

賃金の低さから、将来設計が立てづらく、志があっても、辞めてしまう人が多く、5年以内の離職率が高いのが現実だそうです。

 

1人暮らしならまだしも、家族を養うことが出来ないことに、気が付くのだと思います。そして、福祉施設では、慢性的な人手不足が起こっています。

 

事業所の報酬は、サービス利用実績に基づいて国が事業所に支払いをしますが、それが「日払い」なので、利用者さんが休んだり、入院したりすると報酬は、「0」になります。

 

なので、「月払い」にして、基本報酬の確保をはかり、利用者の応益負担をやめたり、非常勤職員を雇うことを前提とした報酬制度の見直しが必要だそうです。

 

障害福祉職員の労働条件の問題は、裏を返せば、障害のある人の人権水準は、この程度でいいという政治や行政の姿勢を表しているという「きょうされん」の理事さんのお話しが胸に刺さりました。

 

介護や保育、看護や障害福祉の分野で働く人たちは、私たちの生活にかかせないエッセンシャルワーカーです。その報酬は、その重要な働きに見合ったもので会って欲しいものです。

 

【今日のいいとこ探し】

 

家で、留守番をしていた息子。夕方、洗濯物を取り込んで、シャッターを閉めておくようお願いしたら、きちっとやってくれていました。

 

お風呂も、お願いしておけば、栓をして蓋をして、入れてくれます。

 

家の中のお手伝いは、ゴミ捨て以外、ほぼできるようになったと思います。心強いですね。

 

 

追伸

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