息子の自己中心的な態度に、堪忍袋の緒が切れました!! | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日、年賀状用の虎の小物の写真を撮っていたのですが、光の具合、ピント、なかなか思うようなものが撮れませんでした。80枚くらい撮って、やっと納得できる写真が撮れてほっとしました。

 

息子の態度に、堪忍袋の緒が切れた話です。息子は、知的障害もあり自閉症ですから、なかなか相手の立場に立って、物事を考えるのは難しいです。

 

今日の夕飯のあと、テレビを見ている時の息子の態度があまりにもひどかったので、主人が、息子を叱りました。

 

叱った内容は、リビングは、みんなの空間で息子だけの場所でないということです。ちょっと、長くなります。

 

事の発端は、夕飯を食べ終わり、息子の大好きな番組が終わったので、息子がテレビを消してしまいました。これは、息子がよくやる、自分が見たいものが終わったら、テレビを消してしまうという行動です。

 

主人が、見たいテレビがあったので、「テレビをつけて・・・」と息子に頼みました。テレビとケーブルテレビのリモコンは、息子が持っているからです。嫌そうな顔をしながらも、息子は、テレビを付けてくれました。

 

テレビ番組は、NHKの環境番組。海外の話ですが、二酸化炭素削減の為に、飛行機の国内線を無くしたり、鉄道の利用も考えるという内容でした。しかし、それが、息子には、「日本でも、飛行機ダメ、鉄道も本数を減らそう」といわれたと感じたようです。

 

そこから、テレビ中、ずっと「鉄道や飛行機を無くすなんて、そんなことさせない、日本政府を脅迫して・・・・」という、例の怖い発言を、ずっといい続けました。独り言の声が大きくて、テレビが聞こえません。

 

小さい声で話すように、お願いをしたのですが、言った時は、小さくなるのですが、またしばらくすると、大きな声になります。結局、番組が終わる最後まで、やめませんでした。

 

息子的には、テレビを消して欲しかったのに、消してもらえなかった。番組の内容が、自分の大好きな飛行機、鉄道を否定する内容だった(本人がそうとった)ことで、崩れてしまったのです・・・・(-_-;)

 

息子の部屋でなら、息子の好きにしてもらって構わないのですが、リビングは、みんながくつろぐ場所(パブリックスペース)です。

 

以前から、息子の自己中な態度は、問題になっていたのです。

 

自分が見たいテレビをだけを見て、譲ってくれなかったり、パソコンで作業をしている母に、どんどん話かけてきて、作業を中断させたり、読書をしている父に、テレビの内容で話かけて、答えるまで話続けたりと、迷惑な行為をしていました。

 

その都度、「お母さんは、パソコンしているので、1人でテレビを見てください」とか、「テレビは、〇〇のでなく、みんなのものです。自分の好きなものだけを見るのは、やめてください」などと、注意はしていました。

 

私は、息子に、「言っても理解してもらえないし、障害特性もあるから、仕方ない」と、軽く注意はするけれど、それ以上、息子に働きかけず、半ばあきらめてしまっていたのです。

 

主人は違いました。きちっと、息子に向かいあって、話をしました。捨て台詞を言って、2階の自分の部屋に行こうとした息子を、「お父さんと話をします。まだ寝ません」と、呼び止めました。

 

障害があろうとなかろうと、「人に迷惑をかけることは、ダメだ。リビングは、息子の部屋でなく、みんなの場所だ」と、息子にわかるように、はっきり伝えました。

 

息子に、「〇〇が絵を描いている時に、お父さんが、横で絵について悪口をずっと言ってきたらどういう気持ちになるのか言ってみなさい」と問いただしました。

 

息子は、「ごめんなさい」と謝って済ませようとしましたが、「謝って欲しいんじゃない。どういう気持ちになるかと聞いている」といって許しませんでした。

 

とりあえず謝罪を口にすれば、言いたくない事を言わなくても許されるという経験をしている、息子の逃げ道を立ちました。

 

静かに「どういう気持ちなのか」を問いただしました。息子は、「嫌な気持ち、悪口言わないで欲しい」と、答えました。

 

息子が、自分に置き換えて、「嫌な気持ち」になると、答えられたことに、驚きました。社会性は、着実に育ってきているのです。

 

自分に甘く、自分は嫌だけど、親や他人には、してしまうということは、障害があっても許されません。正しいことを教えていかないといけないということに、あらためて気づかされました。

 

主人は、きちっと最後まで、息子と向きあいました。家族でも、好きかってしていいわけではない。リビングは、みんなの場所だと改めて宣言しました。

 

私物を置きすぎない、テレビを独占しない、大きな声を出さないと、ルールをはっきりと提示しました。

 

そして「それが守れなくて、自分の好きにしたいなら、家を出ていきなさい」と、はっきり息子に宣言しました。

 

息子は、どこまで理解したかわかりませんが、「わかった」と言って寝に行きました。

 

息子と、もめることが嫌で、注意することをためらっていたのは、よくなかったと、反省しました。明日は、娘と一緒に、リビングの私物を片付けることにしようと思います。

 

あと、母も、声が大きいので、大きな声をださないように、注意しようと思います。

 

【今日のいいとこ探し】

 

ガイヘルさんと、東京へ出かけた息子。超レアな電車の写真が撮れたと言って見せてくれたのでが、これです。ピンクの京王線、キティちゃんのラッピング列車だそうです。

 

 

プリキュアの缶バッチをコラボした、キャラ鉄写真です。