視覚優位のメリット、デメリット | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。リビングに、絵手紙用の飾り色紙を増やしたかったので、自分で、厚紙を使って作ってみました。紫の方は、新聞のカラーちらしを貼って作りました。なかなかの出来栄えだと、自画自賛しました。

 

 

自閉症の特性に、「視覚優位」があります。耳で聞いた情報より、目で見た情報のほうが、強く本人に働きかけるというものです。

 

言葉がけは、一度言ってしまうと、消えてしまいます。聞き直すことも、自閉症の特性上難しいです。文字で書いたものや、写真、イラストなどは、何回も見直すことができます。

 

視覚優位のメリットは、目で見た情報のほうが、自発的に動けるということです。

 

目で見て、何をすればいいか分かる状況にしてあげれば、言葉で指示しなくても、自分から行動してくれます。

 

また、学校や職場の中で、視覚支援を自閉症の子(人)にすると、周りの他の子(人)にも、わかりやすくなるということです。

 

学校などでは、明日の持ち物を黒板書いたり、スケジュール変更を日程表に貼り付けるなど、自閉症の子に支援をすると、他の子の忘れ物が減ったとか、自分たちから次の授業の支度をするようになったなと、効果があることが分かっています。

 

職場でも、自閉症の人の為の、記号番号の指示や動線を示す、色テープなどは、外国籍の方にも有効だという結果がでています。

 

デメリットとしては、視覚が優位なために、やりたくないことも、目からの情報を優先しようとして、我慢してやってしまうことがあります。

 

例えば、「15:00〇〇に、公園に遊びに行きます」とスケジュールに書かれていると、15:00に雨が降っていて、公園には行けないのに、「公園にいく、公園にいく」と言い張って、雨仕様のイベントに参加できくなってしまう。

 

2リットルのペットボトルに、水が残っているのを見てしまうと、それを全部飲み切ってしまいたい、空っぽにしたいと思い、苦しいのに飲んでしまう等です。

 

自閉症の人は、「視覚優位」であると、念頭に置きながらの支援が大事になりますね。

 

【今日のいいとこ探し】

 

夕方5時半くらいに、地震がありました。震源は、日本海側なのに、揺れたのは、北海道から関東地方です。

 

いつもの地震と違って、横揺れの幅が長くて、ねっとりとした揺れで、変な地震だなと思っていたら、「異常震域」という地震だと、娘が教えてくれました。

 

「異常震域」が、何か知らなかったのですが、息子が、「異常震域」を、すかさず携帯で調べてくれました。

 

「異常震域」とは、震源から離れた地域に震度分布が広がる現象をいうそうです。息子のおかげで、また1つ雑学を覚えることが出来ました。

 

 

追伸

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