小さい頃は、かたくなに自己流で物事を覚えていた息子 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、昼間は、雨が降ったり止んだり、夕方の方が蒸し暑くなりました。夕方のウォーキングの途中の線路際で、変わった色のオシロイバナを見つけました。どうして、こんな色々な色のなるのか不思議です。

 

 

息子は、小さい頃、自己流でものごとを覚えていました。例えば、ボタンをとめることや、お箸の持ち方などです。

 

親が教えようとすると、箸を投げたり、ボタンかけは、途中でやめてしまったりと、正しいやり方を教えることが出来ませんでした。

 

その後、リトミックサークルに入っても、息子は、まったくみんなと踊りませんでした。ところが、小学校の高学年になったころ、リトミックサーく

クルでよくかかっていた、アンパンマンマーチが流れたら、完コピで、振り付けを披露してくれました。やらなかったけれど、覚えていたんですね。

 

漢字なども、書き順は無視ですが、漢字は小学6年生の範囲まで、書くことはできます。漢字一文字に付き、20回書くとかは、絶対やりませんでした。

 

無理やり教えるのは止めて、親がお手本をしめしたり、「ビデオ」や「生活図鑑」、「ひとりでできるもん」など、息子自身が目で見て、マネできるものを沢山与えました。その方が、受け入れやすかったようです。

 

小・中学校では、周りの同級生がお手本になりました。また、座って授業を聞く、そこで学習するという経験を経て、少しづづですが、息子に、「人からものを教わる」という概念が育っていきました。

 

またこの頃に、療育でも、人と同じ動作をする、真似る、「同じ」という概念を育てることに力をいれました。

 

養護学校高等部に上がるころには、新しいことを教わり、自分で身に付けていく楽しさに目覚めていました。

 

人からものを教わる時の態度や、忘れないようにメモをとるなどのスキルは、就労にも役に立ちました。

 

【今日のいいとこ探し】

 

息子が、最近、「今年は、お父さんお母さんの銀婚式だから、僕がホテル三日月へご招待します」と、繰り返し言ってきます。

 

「コロナがおさまったら、旅行にいけるから、楽しみにしてるね」と、そのたびに返事をしています。

 

父も母も忘れていましたが、今年、結婚25周年でした。息子に教えられました。親孝行をしてくれる優しい息子です。

 

追伸

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