自閉症の子に、質問することの難しさ | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。週末のウォーキングの時に、花弁が重なった、不思議なドクダミを見つけました。初めて見ましたが、「八重ドクダミ」というそうです。珍しいですね。

 

 

息子は、会社の社食で、昼ご飯を食べます。結構な頻度で麺類なのですが、おやつは無しで、家に帰るのは6時近く、お腹が減らないのか心配していました。

 

いつも、「今日、お昼ご飯何食べたの?」と聞くと、「〇〇ラーメン」とか「山菜ウドン」というので、「お腹空かないの?」と聞くと「大丈夫」といっていたので、てっきり、麺だけ食べているのだと思っていました。

 

今日、息子との会話で、麺の日は、ライスが付いているとわかりました。育ち盛りの息子も、お腹いっぱい食べられているとわかって安心しましたが、改めて、自閉症の子に質問する難しさを感じました。

 

ピンポイントで、聞かないと、正確な答えが返ってこないのです。抽象的な質問をされるのが、苦手な子が多いです。

 

たとえば、「運動会は、何が楽しかった?」という質問は、何を聞かれていて、どう答えるのが正解かわからないのだそうです。

 

「何」とは、絵に描けない物なので、イメージがわきません。

 

「運動会の競技で、徒競走と玉入れと、ダンス、どれが楽しかった?」という、選択肢を用意するなら答えられるのです。

 

息子は、20歳になり、「何を食べた?」「何をした?」「何が欲しい?」が、こちらが何を要求しているか、経験で分かるようになっています。

 

しかし、今回の様に、母が麺類だけでは、お腹が空いてしまうことを心配して「お腹空かない?」聞いているという概念がないので、「(ラーメンとご飯を食べているので、お腹は空かない)大丈夫」と、答えていたのです。

 

こういう考え方や言い方は、時に職場や友達間で、問題を起こすと思います。息子は、職場でどうしているのでしょうか。自閉症の特性を垣間見て、ちょっと心配になった出来事でした。

 

【今日のいいとこ探し】

 

息子のタブレットでの、イラスト描きプロジェクトに向けて、妹やお父さんが、いろいろやってくれたことが、わかった息子。

 

「お礼する」いというので、妹には、オレンジジュースの炭酸、お父さんには、クリームブリュレのアイスを買って帰ることをすすめました。

 

帰ったら、きちっと「僕のためにいろいろやってくれてありがとう」と、お礼の言葉といっしょに、渡していました。ほっこりしました。

 

 

追伸

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