自閉症の「文字」の認識から「単語」の獲得について | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、ウォーキングで、バラ園のある公園へ行きました。バラは、今が時期らしく色々な種類が咲いていました。このバラは、「レジェンド」という種類で、赤ちゃんの顔程の大きさがありました。

 

 

昨日の続きで、自閉症の人の特性について書きたいと思います。

 

自閉症の人は、人から教わらなくても、独学で学んでいく人です。

 

「文字」の習得を考えた時に、自閉症の人は、2歳半くらいで、文字を認識するそうです。

 

ただ、それは意味で覚えるのでなく、形で認識するので、曲線のある「ひらがな」より、「カタカナ」や「漢字」の方が、覚えやすいそうです。

 

「文字」は、見る機会が多いものです。どこに行っても見れるものなので、「同じ」ものを見つけること好きな自閉症の人にとって、心地いいものなのだそうです。なので、文字を沢山覚えていきます。

 

次に、文字を並べると、単語になり、人の名前や物の名前、駅名、会社のロゴなどと結びついて、ボキャブラリー増えていきます。

 

療育や他人と話すことで、単語や言葉の意味がわかってくると、ぐっと世界が広がります。

 

言葉が使えるようになると、他人とのコミュニケーション力があがります。人と話すことで、文章も作れるようになります。

 

言葉が出来てきた時に、単語で終わらないように、話しかける時には、丁寧な文章が望ましいそうです。

 

自閉症の人は、聞いた会話をお手本にするので、注意が必要です。

例、話し言葉の「学校行った」でなく、書き言葉の「私は、学校へ行きました」と覚えてもらいましょう。

 

大きくなった時に、仕事をしたり、人とコミュニケーションをとる時に、丁寧な言い方ができるほうが、本人にプラスになるそうです。

 

自分のして欲しいことが、言葉で伝わると理解したら、積極的に言葉を使うようになっていきます。

 

息子も、4歳までしゃべれず、造語(ジャーゴン)でしか、話かけてこなかったので、とてももどかしかったことを思い出しました。息子は、講師の先生の教えどおり、「文字」、「単語」を取得して、コミュニケーションが取れるようになりました。

 

自閉症の人は、自分でやりたいという意欲がないと、なかなか物事の習得が難しいのだそうです。文字や単語の獲得は、本人のやりたい意識が強いので、人から教わることを受け入れやすいそうです。

 

【今日のいいとこ探し】

 

「夕方、4時になったら、洗濯物を取り込んで欲しい」とお願いしたら、ちゃんと、家の中にいれて、シャッターも閉めてありました。

 

息子は、「いつ、何をすればいいか」具体的にお願いしておけば、きちっと家事をしてくれます。本当に、助かります。

 

追伸

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