大学入学してからの発達障害の子の試練 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日も、爽やかないいお天気でしたね。桜の木の葉っぱが綺麗に紅葉していました。思わず写真を撮りました。

 

 

昨日、大学・高校入試のことをブログに書いたのですが、発達障害のある大学生の困り感について書きたいと思います。

 

せっかく大学に入っても、以下のことが原因で、学校生活が続けられず、退学してしまったり、困り感の酷さから、発達障害の診断を受けるケースが多いそうです。

 

○単位をどうとればいいか、自分で考えられずに、最初から挫折してしまう。卒業単位に足りない、逆に取り過ぎて、単位を落としてしまう等。高校までは、朝、学校に行って、そのまま授業を受ければよかったが、そういう訳ではない。

 

○テストだけで、成績がつかなくなる。レポート提出や発表、実験や実習、校外実習などが増えて、各教科によって、教授、クラスメイトが変わってしまい、ついていけなくなる。

 

○選択授業なので、授業と授業の間に空き時間ができると、その時間何をしていればいいかわからず、混乱しストレスを感じる。

 

○バイトを始めて、授業があるのに、どんどんシフトを入れられてしまい、それを断ることができずに、単位を落としてしまう。お金がもらえることがうれしくて、バイトにのめり込み、学校に行かなくなってしまった。

 

○昼ご飯や夕飯をどこで食べればいいか、迷ってしまう。学食や売店もあり、買弁や、もってきた弁当等により、様々な場所で食べられるのだか、それがストレスになる。

 

○親元を初めて離れての1人暮らし。食事を栄養バランスよくとることができず、栄養失調や病気になって倒れてしまう。生活が乱れて、結局実家へ帰ることになってしまった。

 

以上のような問題が、起こってしまうそうです。そこから、うつ病などの2次障害で、精神科へかかり、診断へつながるケースも多々あるようです。

 

親の会でも、お子さんが大人になってから診断を受けて、「まさか発達障害だと思っていなかった、どうしたらいいのかわからないので・・・」と、入会されてくる親御さんがいます。

 

大学も、一部の学校前提ですが、一定数、発達障害の子が在籍ししていることを前提に、「学生支援室」を置いて、単位のとり方から、学校外の生活のことまで、相談できるようになっているそうです。

 

オープンキャンパスを見に行ったところ、娘の進学希望の大学は、障害のある子の授業を手伝うボランティア募集をしていました。

 

障害者支援が、少しづつですが大学でも受けられるようになってきたことは、本当にいいことだと思います。どの大学でも障害者支援が広がるといいと思います。

 

【クスっと、コーナー】

 

土曜日に、JR東日本のマリオのスタンプラリーに出かけることにした息子。乗る電車の時刻表を確認していたのですが、本当に、分刻みでびっくりです。

 

1日に、何カ所回る気なのでしょうか。昼ご飯以外は、電車に乗り続けるスケジュールです。まさに、「乗り鉄」の醍醐味です。

 

 

追伸

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