自閉症の子の運動会と、練習について | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。夜のウォーキングで、白い彼岸花を見つけました。調べてみたら、赤い彼岸花は原種ですが、白い彼岸花は交配種で、赤い彼岸花と黄色い彼岸花のショウキズイセンを交配してできたものと言われているそうです。珍しいですね。

 

 

コロナの影響で、学校全体の運動会はやらない所が多いようですが、各学年ごとに、運動会参観なるものが、行なわれているそうです。自閉症の子は、運動会が苦手で、アドバイスが欲しいと言われました。

 

以前書いた、運動会に向けての準備と、先生へのお願いのポイントを再度挙げておきます。

 

○運動会練習で、時間割変更が増えます。自閉症の子は、変化に弱いので、不安定になる子が増えます。

 

例、音楽の時間が、ダンス練習に。総合の時間に、運動場が空いているからといって入退場練習。図工の時間なのに、太鼓や花笠作りをするといったことが起こります。

 

学校的に、音楽や図工の授業でも、やることが「運動会」のことなら、「図工の時間ですが、運動会の準備です」と、きちっと伝えてもらいましょう。

 

○最初は、練習に参加したがらない子が多いです。細切れに、少しづつやる練習は、見通しが立たないので、自閉症の子にとっては、意味がわかりません。

 

また、揃っていない動き、ばらばらな掛け声は、不安になります。この時期息子は、皆の動きが見える涼しい木陰から、見学(クラスメイトを観察する)をさせてもらっていました。

 

ある程度、お手本となる生徒たちの動きや声がまとまって、通し練習が出来るようになってから練習に合流するといいと思います。

 

○運動会当日は、誰が子供に付き添うのかを、早めに確認。先生なのかヘルパーさんなのか、親がずっと付き添うのか。それによって、兄妹児がいる場合などは、写真やお昼の迎えなどの手配をしないといけません。

 

今年は、授業参観タイプなので、支援級の先生が付きそうと思います。

 

○運動会に、子どもをどこまで参加させることを望んでいるのかを、練習が始まる前に、先生、学校側にはっきりと伝えておきましょう。そのレベルは、家庭によって違うと思います。

 

例、ダンスも、競技も、みんなと同じに出来なくていいなら、練習も無理をする必要がないです。みんなと同じレベルまでやりたいなら、ダンスの踊りのビデを後ろから撮って、お母さんが覚えて、お子さんに教えている親御さんもいました。先生も、練習をしっかりさせると思います。

 

我が子を「どういう風に運動会に参加させたいか」を、具体的に、競技ごとに、先生と話しあうことが必要です。最初に、共通の参加像が見えていると練習が楽になります。

 

○昼休み、お弁当をどう食べるかを決めておく。みんなと同じに、暑い校庭でなく、涼しい日陰の学校裏や慣れている教室でお昼ご飯が食べられるか、学校に確認しておくといいと思います。

 

お弁当も、運動会だからと言って、いつもと違うものでなくて、慣れているもの、好きなものを準備しましょう。行楽弁当の方が喜ぶなら別ですが、それがストレスになる場合もあります。

 

包まると安心するので、ブランケットを用意して、安心グッズ(電車の本)などの持ち込みも了解してもらいました。汚れた服、汗で濡れた体操服を着ているのが嫌な子だったので、着替えの体操服と靴を用意していました。

 

以上です。運動会は、いつもと違い大勢の人もいますし、先生方も成功させようと、ピリピリ怒鳴ります。今年は、ソーシャルディスタンスのことがあり、近づきすぎないようにと、叱られると思います。例年とは。違った心配ですね。

 

自閉症の子には、苦手な集団行動を求められて、辛いじかんです。運動会をがんばったら、ご褒美を用意してあげましょう。

 

【今日のいいとこ探し】

 

相談支援センターの余暇支援プログラムの申し込みの手紙が、郵便で届きました。

 

自分で、住所、氏名、連絡先を自分で書いて、FAXを始めて自分だけで送りました。紙を差し込向きだけ、アドバイスしました。

 

前回、教えたのは、3か月以上も前でしたが、忘れず思えていました。

 

 

追伸

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