高校卒業後のグレーゾーンの子の進路選び | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。ご近所のお庭で、カマキリを発見しました。写真まん中に、下向きに木につかまっています。うまい具合に、枯れた植物の茎に擬態しています。よく見ないと気が付かないと思います。自然って、すごいですね。

 

 

娘の同級生のお母さんから、高校卒業後の進路の相談を受けました。サポート校に行っているお子さんです。以前書いた、グレーゾーンの子の卒業後の進路選びについての記事を紹介しました。

 

高校卒業後の進路については、私個人の考えですが、大まかに分けて、2つの進路があると思っています。

 

1)高校卒業後、障害枠での就労はせず、本人の個性として、苦手部分や不得意な部分を自己理解してもらう。大学や専門学校に行き、その後、特性にあった就労を考える。

 

自分の力だけで、一般受験や、就職活動をすることになる。最近では、発達障害を受け入れている、大学や専門学校も多くは無いがある。

 

ただ障害に対して、理解を求めることが難しいので、仕事や勉強に対して、障害特性上、難しくて出来なくても、理解されない。「さぼっている、舐めているからやらない、協調性がない」等と、誤解されやすい。

 

また、ストレスから、うつや統合失調症など、二次障害を併発しやすくなるので、注意。

 

2)高校卒業の前に、障害告知をして、手帳の申請をして、福祉枠での就労をする(手帳申請に時間がかかるので、早めに動くことが必要)。

 

手帳があれば、職業訓練校や就労移行支援事業所に行くことが出来る。自分の特性を理解したうえで、「働く」ということを、学ぶことが出来る。

 

就労移行支援事業所では、就労先を見つけることや実習の段取り、働き方の相談にのり、仕事の定着を支援してくれる。

 

福祉枠の職場では、障害特性を理解してもらったうえで、無理なく、配慮をもらいながら、働くことが出来る。福祉サービスの利用ができる。

 

本人の気持ちの上で、障害受容が難しい場合、「障害=マイナス」と捉えてしまいメンタル面で情緒不安定になる場合がある。

 

また給料面の昇給が望めず、正社員雇用が少ないなど、就労の面でハンディがある。

 

以上です。

 

友人には、子どもの能力、勉強の理解力、社会適応力を見極め、どちらのタイプの進路を選ぶのか決めるといいと話をしました。

 

あと本人の気持ちが、「自分は、障害者ではない。辛くても、大変でも自分だけでやれる」と強く思うのか、「このうまくいかなさ、辛さには、障害という理由があるほうが納得できる」と、お子さんが思っているのかどちらなのかを、きちっと見極める必要があります。

 

グレーゾーンの子の進路は、本当に悩ましいですね

 

【今日のいいとこ探し】

 

夕方、ウォーキングに、夫婦で近所を40分ほど歩いています。今日、仕事から帰ってきた息子が、「夕方7時過ぎに、雨が降るから、早めにウォーキングに行ったほうがいいよ」と、教えてくれました。

 

天気予報で、「夜、雨がふる」という予報を見て、住んでいる市の雨雲レーダーを、わざわざ見て教えてくれました。優しい息子です。

 

 

追伸

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