勝負に負けるのが嫌な息子 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、子どもの日でした。近くの幼稚園の園庭に、こいのぼりが沢山上がっていました。「がんばれ」と、かかれたのぼりもあがっていて、幼稚園は休みだけど、先生たちの気持ちが、あたたかかったです。

 

 

子どもの日なので、久しぶりに家族で、マリオパーティという、スイッチのゲームをしました。息子と主人、娘と私のチームに分かれてゲームをしました。

 

得意、不得意があるので、いい勝負だったのですが、最後の方で、息子のチームが野球のミニゲームで負けそうになりました。

 

そうしたら、息子が怒りだし、テーブルをたたくわ、大声で、「何で勝つんだよ、ゲームしなければよかった!」と大騒ぎになってしまいました。

 

もう、ゲームを続けるには、無理かと思ったのですが、主人が「負けるのが嫌なら、ゲームを最初からしない。ゲームは、勝ち負けを競うから面白いんだ。ゲームの途中で、負けそうだからといって騒がれたら、面白くない」と、ぴしゃりと言いました。

 

勝負に負けるのが嫌な息子ですが、そう言われて、はっと、気が付いたようです。「ごめんなさい、ゲーム続けたいです」と謝って、その後は、気を取り直して、ゲームを続行しました。

 

その後は、最終ゲームで、息子たちチームの大逆転。ニコニコで、終わることができました。さらに、その後、対戦ゲームでなく、みんなで協力して遊ぶ、パズルを完成させるゲームをして、楽しく終わることができました。

 

中学校くらいまでの息子なら、勝ち負けのある勝負は、負けると大騒ぎ。勝てない勝負は、最初からしないという感じでした。でも、それでは、一緒にゲームをしてくれる人はいなくなるし、一人だけ仲間外れになってしまいます。

 

養護学校の高等部くらいから、相手の立場に立つことを、授業でも教えてくれました。自分が勝つという事は、誰かが負けるわけで、負けた側だったら、悔しいとか、腹が立つわけで、それは、勝負の運で、どうにもならないということを、経験で学んできました。

 

勝負は、勝つときも負ける時もある。勝つために、何をすればいいのか、練習なのか、情報を集めるのか、調べるのか、戦略をねることも、大事だと、学んでこれました。

 

たまに、今日の様に、感情的になることもありますが、感情をコントロールするすべを身につけてこれています。たまに、じっくり、家族でゲームをするものいいですね。

 

【今日のいいとこ探し】

 

お昼に、手打ちうどんを、家族で作りました。母が失敗して、500グラムのところを、1キロの中力粉を出してしまい、水が足らず、いつまでたっても固まらないという、緊急事態に・・・・

 

母が焦って、「ごめんね。間違えた!!ごめんね、ごめんね」と、謝っていたら、「お母さん、いいよ。失敗は誰にでもあるからさ・・」と、慰めてくれました。優しい息子です。

 

 

追伸

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