障害者であることを自覚している息子 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。先日、防災備蓄食品の入れ替えをしたのですが、そのパスタ、常温でOKなミートソースとミートボール、中華スープで昼ご飯を作りました。なかなか、美味しかったです。

 

 

今日の話は、「障害」についての少し深い話になります。快く思わない方もいるかもしれませんが、我が家の息子の「障害」に対する考え方です。

 

息子は、養護学校高等部の時に、自分は、自閉症という障害があり、障害者であるということを、理解しました。

 

親から、告知したと言うわけではなく、養護学校という障害者の為の学校で、授業を受けたり、就労に向けて実習をする中で、そのことを理解していきました。

 

栗原類くんや米津玄師が、自分と同じ発達障害であるということも理解しています。息子の中では、社会に認められている、ヒーローのような存在だと思います。

 

「障害のある子で、絵が描けない子もいるから、その子達の代わりに僕が絵を描く。障害があっても絵が描けるってことをみんなに伝えたい」と、口にしたこともあります。

 

息子の中で、障害者とは、自分こと。自分と同じ立場の存在だと理解しています。

 

だから、出た言葉だと思うのですが、なかなか重い言葉を、息子の口からききました。息子が、そこまで深く考えていたとは気がつきませんでした。

 

それは、津久井やまゆり園の犯人に死刑判決がでたとニュースでやっていた時のことです。息子は、事件当時からテレビで見て、多くの障害者が、犯人の思い込みで、傷つけられ、殺されたことを知っていました。

 

死刑判決のニュースを見た時、息子が、ぽそりと「死刑になるんだ。よかった」と言ったのです。

 

被害にあった障害者のことを悼んだのか、死刑にならなかったら、自分も含め、また障害者が殺されるかもしれないと思っていたのか、どちらかは、わからなかったのですが、自分に障害があると自覚している息子の悲しみ・不安に気がついてあげられなかったことを悔やみました。

 

親が思っている以上に、息子は、周りにアンテナをはり、障害受容をしています。1人の大人として、接していかないといけないと強く思った出来事でした。

 

【今日のいいとこ探し】

 

仕事で肩こりが酷く、背中が痛いという息子。「スティックタイプの経皮鎮痛剤を塗ってはどうか」と提案したら、すんなりOKして、塗らせてくれました。

 

湿布薬はダメで、痛み止めは、チューブクリームしか使えなかった息子が、柔軟性を持って、違う薬を使えるようになってよかったです。

 

塗ってから、しばらくして、「気持ちいい~、効く~・・・」と、CMのようなセリフを言っていました ( ´艸`)

 

 

 

追伸

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