LADです。明日から、娘が修学旅行です。自分では、全部、荷造りは終わったから、大丈夫といっていましたが、旅行会社の名札に名前や宿を書いていなかったり、薬や新幹線用のマスクを忘れたり、やっぱり忘れ物多数ありで、ちょっと、心配です。
「子どもの自閉症のことを、どこまで、どう説明するのがいいのか」という、質問をもらいました。その時によって、説明の仕方がちがうので、いくつかの場面に応じた例を挙げて伝えました。以下、長文です。
○今回のような避難所や初めて参加するイベント等
→自閉症という発達障害があります。軽度の知的障害もあるので、自分からは、いろいろ話しかけますが、本人が話すほど、言葉の意味が分かっていません。話しかける時は、ゆっくり簡潔にお願いします。2つ以上のことは、いっぺんに言わないでください。大事なことは、紙に書くとよくわかります。
→独り言をいいますが、落ち着くためにします。落ち着けば、はなさなくなります。また、「小さい声で・・」というと、小さくできます。
→何か、ご迷惑をおかけしてしまって、本人に注意してもダメな場合は、親か、兄妹が付き添いますので、お知らせください。わかるように、説明します。
○学校や幼稚園、療育など
→関わる時間や機関が長いので、サポートブック(子どものトリセツ)をお渡しします。自閉症の説明というより、本人のこだわりや好きなこと、ルーチンになっていること、生活するうえでの注意点です。
→家庭と学校は、同じ視点で、共通の対応をすることが大事になるので、情報交換は、しっかりした方が子どもが落ち着くと思います。
○学校や幼稚園の同級生の保護者
→障害名をいってもいいし、言わなくてもいいと思います。自閉症や発達障害という言葉をつかわなくても、説明はできます。
→「こだわりが強い子です」、「落ち着かない時に、離席がありますが、クールダウンしたら教室に帰ってきます」、「自分の気持ちをうまく言葉にできないんです」、「聴覚過敏など感覚過敏があります」等、子どもの取る言動について説明しておきます。こう言っておくことで、同級生の子が、お母さんに、「○○君が、授業中にね、こんなことしてたんだよ・・・・」と言ってきたときに、「練習中なんだって・・・」と、フォローしてもらえます。
→最後に、「今、落ち着いて授業を受けるための練習中です。担任の○○先生にも御相談してあります。何かあれば、担任か私にご連絡ください」と、しめくくると、障害名を出さなくても、同級生の保護者に理解を求めることができます。
○親戚や実家の近所の人
→親(祖父母)の気持ちがあるので、どう話していいか、先に相談してからにしました。自閉症といっていいか、それとも、障害があることを、カミングアウトしないほうがいいか聞きました。
→自閉症と言っていいということになったので、はっきりと話、学校は支援級で、療育にも通っていると伝えました。子育ての様子をつづった「○○(息子のの名前)通信」を、配って、息子の特性や成長を伝えました。
→言って欲しくないというなら、家族だけで過ごしましょう。それでも、会ってしまって、何か言われても、適当に、受け流しましょう。うちの子、「一度決めたら頑固で・・・」とか、「感覚過敏があって・・・」、「個性を大事にした子育てをしているので・・・」と、障害をオープンにしない場合は、いろいろな言い方があると思います。
○同級生や登校班の子(子ども)
→息子が小1の時に登校班の子に、「何で、お母さんついてくるの?」「なんで、しゃべらないの?」等々、聞かれました。難しいことが、わからないと思うので、「ひとりで学校行けるように練習中なの、今は危ないからお母さんついていくんだ・・・」、「言葉を覚えるために、○○級に通ってお勉強しているんだ」等、子どもにわかりやすいように説明しました。
息子も、来年で20才です。自閉症の説明は、何百回としてきました。時と場合、相手によって、説明はその都度違っていました。我が家の息子の自閉症の説明ですが、参考まで。
【今日のいいとこ探し】
相鉄線の鉄道イベントに出かけた息子、超レアな相鉄マスコット「そうにゃん」のカッパ姿の写真を撮って、見せてくれました。最近、「うれしいこと」を、人と分かち合いたいと思ってくれるようになりました。社会性の向上を感じます。
養護学校の時の鉄友にも、会えたようで、すごくご機嫌で帰ってきました。
追伸
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