「恥ずかしい」と思う気持ちが理解できた息子 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。台風10号の影響ですね。今日も、天気がめちゃくちゃでした。朝は、曇り。その後、青空で、カンカン照りで日差しが暑いとおもったのもつかの間、空がにわかにかき曇り、土砂降りのスコールのような雨が降ったり止んだりを繰り返しました。

 

「ステーキが食べたい」という、息子のリクエストで、ちょっと、早いですが、誕生会をステーキハウスでしました。お誕生日祝いをやってもらえるとのことで、サプライズでお願いをしました。

 

お誕生祝いは、オリジナルケーキと写真撮影、お店の店員さんによる歌のサービスが付きます。

 

ハッピーバースデイの歌があった方が誕生日らしいかと思い予約の時に、お願いしたのですが、息子に、聞いてみたら「恥ずかしいから、歌はいいよ」と、断られてしまいました。

 

知らない人の前で、自分が注目を浴びて歌を歌われたら、「恥ずかしい」と、息子が、理解できたことに、びっくりしました。

 

自閉症の子は、他人から見て、自分がどう見えるかという、立場の置き換えが難しい子が多いといわれています。なので、なかなか「恥ずかしい」という気持ちを理解してもらうのは、大変でした。

 

息子も、小さい時から、「恥ずかしいから止めて・・・・」と、注意してきたのですが、なかなか理解してくれませんでした。「恥ずかしい」という言葉は、その場、その時でどういう時に、「恥ずかしい」のかが、違うので、具体的でないので、教えるのが難しかったです。

 

例、駅で、電車が入線すると、「小田急線○○行き普通列車まいります。お客様は、白線の内側にお下がりください・・・」と、大声でアナウンスのマネをしたり、服が濡れたら、外出先でいきなり脱いでしまったり、女子アニメキャラのマネをいきなりしたりと、一緒にいる母は、とても恥ずかしかったです。

 

年齢が上がると、自分だけの世界から、だんだん友だちや周りの環境が見えてくるようになってきました。一緒に、何かをしたい、同じことをしたいと思えるようになりました。

 

「裸や陰部を見せること」は、恥ずかしいことだと、理解したのは、中学生になってからです。それは、プライベートゾーンを他人に見せてはいけないという、分かりやすい具体例があったからです。

 

19才になり、経験を色々積み、今回のように、知らない人の前で、注目を浴びてしまうことも、「恥ずかしい」ことだと、わかったようです。すごい成長です。

 

【クスっと、コーナー】

 

お店のサービスで頂いたバースデイケーキのお皿に、チョコペンで、

「HAPPY BARTDAY ○○さん」の文字が書かれていました。

 

 

息子、ケーキを食べた後、この文字、1文字1文字、フォークで剥がして食べていました。時間、15分くらいかかりましたが、完食です(笑)

 

 

追伸

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