サポート校、養護学校分教室卒業後の進路について | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、娘のが高校の懇談会に出てきました。文化祭に向けて、色々な活動があるようです。娘も、企画等で、一生懸命活動が出来ているようで、よかったです。

 

このところのブログで、養護学校卒業後の進路のことを書きました。今回は、サポート校や通信制、養護学校分教室の生徒さんの卒業後の進路についても書きたいと思います。いわゆる、高機能系のお子さんの進路になります。

 

これも、勉強会で聞いた情報や今通われている子をもつ親御さんからのお話を元に書いています。

 

≪就労移行支援事業≫

 

0)高機能のお子さんは、障害があると告知を受けていても、なかなか障害者手帳までとって、福祉系の事業所へいくのは、ハードルが高いようですが、福祉就労を目指す場合は、ここが一番早道です。

 

1)学校に通っていたので、「働く」という概念や実際の実習の経験が圧倒的に少ないので、一から、「働く」ということを学びなおす為に通うことになります。

 

2)福祉枠の就労を希望する場合は、障害者手帳を取得します。

 

3)ビジネスマナーやSST、ソーシャルスキルトレーニングを学びながら、実習に出ていきます。定着支援もしてくれます。

 

4)様々なタイプの事業所があるので、自分にあった事業所を体験などを受けてから、選ぶとよい。例)ゆったり無理させないところから、みっちり受注作業や清掃作業をするところがある。

 

≪障害者職業訓練校≫

 

0)就職率や定着率が高いので、しっかりした企業就労を考えている人向け。カリキュラムに沿って、厳しい授業内容なので、そこについていけるかがポイント。

 

1)通える範囲では、寮制の2年間の学校や、4カ月~1年の通学制の短期の訓練校があります。国立、県立があります。

 

2)障害の種類や職種、学ぶ内容によって、コースがあります。例)事務系、清掃や介護など、かなり細かくコースが分かれています。

 

3)就労先の実習、紹介、就労後の定着支援までしてくれます。訓練がかなり厳しいが、その分就労の際には、「訓練校生」なら、雇いたいということもあるようです。

 

≪専門学校≫

 

0)やりたいこと、つきたい職業がはっきりしている子向け。

 

1)興味がある仕事に付き易くするために、技術を磨いたり、資格を取るために通う。就職活動も、一緒にしてくれる。

 

2)受験は、ないところが多く、比較的入りやすい。高校時代の成績は、あまり関係ない。

 

3)障害があることを、入学後にカミングアウトしても、辞めさせられることはない。辞めてもらっては、困るので出来る範囲での妥協、支援をしてくれる。例)「通勤ラッシュを避けて、早く学校に行きたい」と相談したら、守衛さんに話を付けてくれて、朝7時登校がOKになった

 

3)好きなことなので、大変でも長続きする。好きこそものの上手なれで、モチベーションが高いと、がんばれる。

 

≪大学≫

 

0)勉強が苦にならない子向け。レポートや発表がある。ゼミに入らないといけないなど、コミュニケーション能力が求められる。

 

1)受験があるので、なかなか入るのが難しい。高校推薦などだと、高校時代にある程度の成績が必要。面接が難しい。

 

2)入学後に障害のことを学校へ話しても辞めさせられることはない。最近では、発達障害の子へ授業選択のアドバイスや日常生活の相談にも乗ってくれるところが出てきているそうです。

 

3)大学を卒業したらからといって、必ず就労できるわけではない。自分にあった就労先を探すことが大変。ここまで来てから、障害者手帳を取得することになるケースもある。

 

以上です。

 

知的に高いので、様々な進路があります。ただ本人のプライドがあるので、親が良いと思うところではない進路を選んでしまう場合もあると思います。

 

本人の障害受容をすすめないと、進路がなかなか決まりませんね。本人の気持ちと現実の折り合いの調整が大変だと思います。

 

【今日のいいとこ探し】

 

鉄道フェスティバルに、1人で出かけた息子。もう8年ほど前から、毎年ガイヘルさんか、主人と出かけているイベントなので、慣れたものだったようです。

 

お目当ての新しい「鉄娘3人」のクリアーフォルダーもゲット、限定品のGSEのBトレインも買えたそうです。

 

一番びっくりしたのは、苦手なはずの顔出しパネルに、妖怪ウォッチぬいぐるみと一緒に撮った写真があったことです。

 

 

「1人なのに、誰に撮ってもらったの?」と、聞いたら、説明員さんにお願いして撮ってもらったと言っていました。自分から、お願いをしたなんてすごいことです。これも、成長ですね。

 

 

追伸

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