生活介護事業所と就労継続支援A型・B型事業所どこにするのか? | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。夏休みに行った旅行で、娘と体験した絵付けのお皿、届きました。旅行に行ったのは、8月の末なので、すっかり忘れていました。シンプルですが、使いがってのよさそうな出来で、満足です。見にくいですが、まん中に、馬♡がいます。

 

 

昨日の記事で、企業就労と就労移行支援事業所のことを書いたら、生活介護と就労継続支援A・B型の事業所選びのことも聞かれました。自分で見学に行った時のこと、養護学校の友人の話などをもとに、まとめてみました。

 

企業就労でなくて、福祉系の事業所を選ぶ場合の考え方を、あげてみます。

 

●生活介護事業所を選ぶ場合は?

 

1)障害の程度が重い。こだわりが強く日常生活に支障がある。感覚過敏が強い。他にも、自傷や他害、脱走などをすることがある。また、1人での活動が難しく、見守り、身辺自立を念頭に置いた手厚い支援が必要になる場合。

 

2)1人での公共交通機関での通勤が難しく、親の送迎が必要になる場合。家まで送迎してくれる場合が多い。家まででなくても、最寄り駅までの送迎があるケースがほとんどである。

 

3)身辺自立が出来ていない場合。将来を考えた身辺自立(トイレや食事、着替え等)の支援をしてくれる。作業の他に、余暇や体力つくり、健康管理をしてもらえる。

 

4)作業は、受注作業、軽作業、自主製品作り、農作業など多岐にわたる。ただし、工賃は、低い。月額、3千円~5千円くらい。

 

5)集団行動、団体行動がとれなくても支援員を付けて配慮してもらえる。

 

●就労継続支援B型事業所を選ぶ場合

 

1)企業就労は難しいが、支援を受けながら、個々に合った作業をすることができる。毎日通うことが前提なので、その体力は必要。

 

2)自立通勤する人もいれば、親が送り迎えをする人もいる。事業所の車の送迎は、自宅までは無くて、あっても最寄りの駅までのことが多い。

 

3)ある程度、集団行動、団体行動がとれることが前提。一斉指示が分からなくても個別対応してもらえる。

 

4)ある程度、身辺自立ができている。出来ない所はフォローしてもらえる。

 

5)工賃は、事業所によってまちまち。全員一緒が原則。ただ、出来高制のところもあり、私の知る限りでは、月額の最高は、3万5千円でした。

 

●就労継続支援A型事業所を選ぶ場合

 

1)上記のB型事業所と同じ基準

 

2)事業所と契約を結ぶ。最低賃金を保証されるので、本人のモチベーションが高くなるが、事業所の申し立てにより、行政が許可すれば最低賃金より安くなる。受注作業などで得た工賃が、利用者への支払いになるので、最低賃金より安くなる場合がほとんどである。

 

3)とにかく数が少ないので、通える範囲に無い。希望しても選ぶことが難しい現状がある。

 

私見ですが、以上が、ポイントだと思います。

 

ただし、生活介護といっても、受注作業をバッチりして、工賃をしっかり出すような事業所もあれば、就労継続支援B型といっても、工賃発生の作業ばかりでなく、無理せずのんびり好きな作業をする所もあります。

 

一概にくくれないので、実際に見学・体験に行って、自分のうちの子に合う事業所を見極めるのことが大事ですね。

 

【今日のいいとこ探し】

 

夕方、体調があまりよくなくて、リビングで横になっていたら、息子が「夕飯のラーメン、僕が作るよ」といって、本当に作ってくれました。

 

母と違い、白菜、長ネギは、麺と別ゆで、さらに、トッピング用の小口切りにした長ネギは、パリッとするように水にさらしていました。

 

いつもより、おいしいラーメンが出来上がりました。息子に感謝です。

 

追伸

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