自閉症の老後について考える | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、敬老の日だったので、私と主人の実家へ家族でいきました。

 

実家でお土産に、ミョウガを沢山もらいました。明日、ミョウガのかきたま汁を作ろうと思います。

 

 

今日は、敬老の日でした。「自閉症の人の老後は、どうなるのだろうか」という話を以前の勉強会で聞きました。それと、他に私が聞きいたり、私が思う自閉症の老後について書きたいと思います。

 

講師の先生も、まだ、50歳代の方しか、診断の出た方を知らないそうです。さらに、高齢になった時に、痴呆の症状がでるのか、それとも、自閉症独特の症状が残るのか、分からないと言われていました。

 

自閉症の人は、先生の経験からすると、歳をとったからといって、意欲が無くなったり、新しいことが覚えられなくなる訳では無いそうです。

 

どちらかというと年をとっても、自分の興味のあること、モチベーションの高いことは、どんどん取り入れるし、ルーチンになっている行動は、いい加減になるのでなく、きちっと守り続けて年を取っていくそうです。

 

自閉症の人は歳をとると、多くの経験から、こだわりや感覚過敏は、ゆるやかになり、過ごしやすくなるようです。受け入れられる事の幅が広がるのですが、自閉症の特性をもったまま、歳をとるようです。

 

実際、高齢になった自閉症の方は、どうなっていったのかという話を、事業所の方から聞きました。

 

同一性保持の気持ちが強いのか、加齢により、以前出来ていた作業ができなくなったり、仕事への意欲が下がってきても、なかなか自分から、要求はなかったそうです。

 

作業が難しくなってきたと事業所側が判断した方の場合は、作業の内容をかえたり、就労継続B型事業所から、生活介護の事業所へ移ってもらい、本人の負担を減らしたそうです。

 

60歳を超えると、福祉の支援でなく、老人介護の支援にかわるそうですが、今使っている支援が、老人介護に無い場合は、福祉支援が使えるそうです。

 

親的には、自分の方が、先に逝くことになるので、老後のことは、心配です。まずは、働く場の確保と、安心して住む場所の確保が課題になると思っています。

 

平日は、企業就労か事業所へ通うのかわかりませんが、「働く」居場所があり、休日は、自分の余暇に使えるのが理想ですね。

 

会社や事業所には、自立通勤ができるようになるといいです。なぜなら、親が年を取った場合、子どもの送迎ができなくなり、子どもがげんきなのに事業所に通い続けることが難しくなるケースがあると聞いたらからです。

 

住む場所としては、息子が、1人暮らしが出来るまでのスキルか獲得できるのかどうかがわかりません。出来ない場合は、グループホームに入ることを念頭においています。身辺自立に加え、お金の管理、体を清潔に保つ、衣替えができるようにを目標にしています。

 

自閉症の老後は、どうなるのか。見届けることはできないのかもしれませんが、落ち着いて充実した生活がおくれるように、今から、準備をして、息子に色々身につけて欲しいと思います。

 

【今日のいいとこ探し】

 

息子は、おじいちゃんのお手伝いで、サトイモと落花生掘りをしました。「暑いし、汚れちゃうから」と、おじいちゃんのツナギを借りました。

 

ツナギは、作業服なので、ちょこっと腰の辺りに、指が通るくらいの穴が空いていました。「恥ずかしいから脱ぐ・・」といったので、「ガムテープ貼ると見えなくなるからといいよ」とアドバイスしたら、自分で、ガムテープを切って貼っていました。

 

ずいぶん臨機応変に、対応ができるようになっていました。成長しました。

 

追伸

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