中学校ショック!普通級からの支援の方法 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、親の会の定例会でした。帰りに、いつも、行く中華料理屋さんがお休みで、わんちゃんと一緒に入れるイタリアンのお店に行ってみました。

 

 

そこで出たオニオンスープが、とてもおいしくて感激でした。新しいランチの場所を発見、新しい出会いです。新学期という感じです。

 

普通級で、中学校に入学したのですが、1日学校に行っただけで、学校へ行かれなくなってしまったというお子さんをお持ちのお母さんから相談を受けました。はっきりした、原因をお子さんが言わないので、困っているということでした。

 

お子さんは、新しい生活に戸惑って、不安を感じているのだと思います。小学校でも、学校へ行けないことがあったようなので、お母さまは、とても心配されています。診断はあるが、高機能なので福祉的支援を使われていないそうです。


中学校の普通級は「小学生気分でいるんじゃない。高校受験に向けて、勉強は難しくなるぞ、びしばし厳しくするぞ!」と、最初に、はっぱをかけられます。

新入生ミーティングから怖かったと、中学を卒業した娘が言っていました。あと、女の先生でさえ、語彙が強くなり、名前を呼び捨てにするので、それも怖かったそうです。

初日で、そのお子さんも、そういう中学校の洗礼を受けたのかもしれません。

中学校の担任、もしくはコーディネーター(特別支援教育担当の先生)に、今後のことを相談をすることをすすめました。このまま在宅になってしまう可能性があるので、早めの対応が大事だと思います。

私の思いつく、これからの支援方法を挙げてみました。

1)普通級在籍で、教育委員会の不登校の子の指導教室に通う。カウンセラーの先生がいて、教員免許のある支援員が、学校の授業と同じ内容を個別にしてくれて、元の中学校に戻れるよう支援してくれます。中学校は、出席扱いになります。まず、親が相談することから始まります。

2)普通級在籍で「通級(抜き取り授業)」を行う。出席扱いになります。集団指導に不安があったり、一斉指示で授業がわからないタイプの子には有効な支援だと思います。ただ、市町村によって、「通級」が無いところもありますし、自分の通う学校に無い場合は、別の中学校まで行く必要があります。

3)通っている中学校の普通級から、支援級に移籍する。個別支援を受けられるので、本人の負担は少ないと思います。勉強も、その子のレベルでやりますし、先生も、やさしいです。手帳が無くても、診断があれば、移籍できます。まずは、体験というかたちで支援級の授業を受けてもいいかもしれません。ただ定期試験を受けない場合が多いので成績が付きません。


4)フリースクール(公立でない学校)を利用する。ただ、中学校の出席扱いにはなりません。授業料がかかるところもあれば療育手帳もしくは、精神手帳をとって、受給者証を申請して、その受給者証で、放課後デイサービスや日中一時支援がやっているフリースクールを、利用することもできます。

 

以上は、教育委員会の管轄の支援ですが、他に、保育家庭課や障害福祉課の管轄で、18歳までの相談を受けてくれるところがあります。療育手帳の申請、受給者証の利用を含め、福祉系の資源を使うなら、そちらで相談が必要になります。

 

※公立中学校でも、フリースクールでも学校の後に、放課後デイサービスを利用することはできます。

以上が、考えついた支援の方法です。学校の担任の先生と相談して、今後どうするのかを考えていくそうです。どれかがうまくはまって、相談者のお子さんが、安心して学べる場所が見つかるといいですね。

 

【今日のいいとこ探し】

 

明日、新しい放課後デイサービスの体験に行く息子。学校にお迎えが来るのではなく、自分で、放課後デイサービスまで、電車と歩きで行きます。

 

初めてなの練習して、下見をしようといったら、「1人で行くからいい」と、断られてしまいました。自分で行けるそうです。

 

事業所の電話番号のほかに、住所もスマホに登録してもらいました。

 

「何で住所?」と、息子に聞かれたので、「もし迷子になったら、この住所を入れてGoogle検索すれば、案内の地図がでるから」と、教えたら、「なるほど、それいい考えだ」と、感心していました。

 

これで、今後、迷子になったら、「住所を入力して検索する」スキルが身に付いたと思います。これも、自律への第一歩ですね。

 

追伸

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