障害があるとスマホを持つのは、無理なのか? | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、作品展に出すスクラッチアートを、作りに行きました。黒い上色を削ると、下色が見えるというものです。息子は、花火と、妖怪ウォッチの「姫シリーズ」を描きました。

 

 

 

幼稚園の頃は、自分で、厚紙に下の色をカラフルに塗り、その上から黒いクレヨンで塗りつぶして、台座を作るものだったのですが、今は、手の汚れない台紙が、100均で買えるのだそうです。便利ですね。

 

息子は、上の絵を描くにのに、スマホで検索して、花火のデザイン画や、妖怪ウォッチのイラストを探しだして「お手本」にしていました。

 

息子は、LINEや電話で、母に連絡をしてきます。困ったときに、ヘルプが出せるのは、外出時に心強いです。

 

GPS機能で、どこに居るか確認することができます。母の居場所もわかる無料アプリがあるので、使っています。

 

その他に、動画を見たり、ブログをチェックしたりして、時間がつぶせるので、余暇にもなります。息子は、聞きませんが、音楽を聴くこともできるそうです。

 

私より、使いこなしています。息子にとってスマホは、生活していくうえで、なくてはならないツールです。

 

スクラッチアートに居合わせたお母さんから、「うちの子は、ゲームするだけで、使いこなせないから、スマホを持つのは、無理だわ・・・」と、言われました。

 

お金もかかることなので、持った方がいいとは、必ずしも言えないのですが、スマホには、様々な機能があるので、うまく使えば便利だと思います。

 

お子さんの理解力によりますが、スマホの機能に制限がかけられます。お子さんに合わせて、使うといいと思う機能のポイントを載せます。

 

○GPS機能が魅力的だが、値段が高いのでは?

 →無料アプリで、GPS機能が充実しているものがある。場所設定が細かくできて、学校や最寄り駅に着いたら、自動的に親のスマホへ連絡が入る機能などがついています。

 

○ゲームばかりしてしまうので、持たせられない

 →最初から、子どものスマホには、ゲームを入れない。親の許可なしに、インストールできないように、制限をかけることができます。

 

○自分の好きな時間に、ずっと使ってしまい、寝不足になったり、勉強しなくなってしまうのではないか。

 →スマホが使える時間を、タイマーで設定することができる。アプリごとに時間を設定して、夜は操作できないなどの制限ができます。

 

○動画を見たり、ゲームをやりすぎて、請求が高額になるのではないか。

 →使えるデータ通信量を、制限することができる。一定量で警告を出すこともできる。

 

○電話をいろんなところに、かけまくって迷惑をかけるのではないか。

 →電話帳に登録の無いところには、かけられないように設定できる。

 

○歩きスマホが、危ない

 →歩きスマホを感知して、画面に触れなくなる機能がある

 

○インターネットにつないで、危ない目にあうのではないか。 

 →子どもが閲覧しない方がいいサイトにアクセスできないように段階をわけて、閲覧制限がかけられる

 

スマホの操作が難しいのなら、キッズ携帯で、GPS機能と、登録先のみ通話ができるタイプもあります。

 

困ったら、親と連絡がとれる。それが安心感につながり、1人で行動できるようになるきっかけになることでしょう。

 

親も、子どもの行動が、逐一わかるので安心です。GPSを見ながら、電話やLINEで、子どもの行動に修正をかけることができるというメリットがあります。

 

ただ子どもに、スマホを持たせて「使えるようになるでしょう」というのは、無理です。親が、環境設定をして、子ども自身も、練習や失敗と成功の両経験が必要になります。

 

スマホに限らず、成長の過程で、親の判断だけで、「うちの子には、無理」と決めつけてしまうのは、もったいない気がします。

 

スマホがあれば、1人で出かけることのできる可能性が広がります。持たせてみて、必要なかった、無理だったので、解約するでもいいと思います。

 

【今日のいいとこ探し】

 

明日から、職場実習です。持ち物準備も、自分で日程表を見ながら、出来ました。明日、4:40起きになるので、10時前に寝るそうです。健康管理もばっちりですね。

 

工場の清掃、クリーニングのお仕事、5日間です。細かい職業アセスメントがでるそうなので、将来に向けて大事な実習になると思います。

 

 

追伸

ブログランキングに参加しています。下のバナーをクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ
にほんブログ村