アスペルガー症候群の子への声がけのポイント | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、娘の高校の説明会に行きました。学校帰りの空が高くて、アブラ蝉も沢山鳴いていました。綺麗な夏の空です。

 

 

昨日出た勉強会の内容が、アスペルガー症候群(以後、ASと記載します)の子への声がけでした。

 

《声がけのポイント》 ※わかっていても実際やるのは難しいですね

 

○やって欲しいことを、簡潔に肯定形で伝える

 →禁止の言葉は、受け入れがたいく、支援者の感情が強く入ってしまい、かえって良くない。本人の分かる言葉で、具体的にどうすればいいかを伝える。

 

○説得や説明・脅しをしてはいけない

  ※自閉症の文化(生き方)を受け入れる

 →まずは、AS(アスペルガー症候群)の人の意見を受容する(例.○○されたことは、嫌だったんだね。君は、そう考えるんだね・・・)

 

→次に説得ではなく、「私の考え方はこうだよ。私はこうして欲しい」と、支援者の考え方を伝える。力でねじ伏せ、言うことをきかせるのでなく、ASの考えと並行になるようにする。

 

○「諭す」ことを、してはいけない

 →具体的には、諭そうとして、「だけどね・・・」、「でもね・・・」は、使ってはいけないNGワードです。これをASの人が聞くと、自分の考えをこの人は、受け入れないという合図になります。なので荒れます。

 

○「生命・身体の危機」と「人に迷惑な行為」に対しては毅然と関わる

 →上記のことは、断固として受け入れない。絶対止めさせる。例外を作らない。逆に言えば、私たちを一緒に生活できるなら、上記のこと以外は受け入れてしまう方が、ASの人は、安心・安定する。

 

以上です。


ASの人で、社会生活が出来ている人は、自分が納得した言葉で、自分の行動にブレーキがかけられている人だそうです。

 

具体的には、自分が納得すれば、理解、我慢ができて、社会生活が成り立つのだそうです。ASの人は、納得しなければ、いくら他の人が「諭し、説明してもダメだ」ということです。

 

声がけのポイントは、言葉で理解しても、実行は、なかなか難しそうですね。

 

【今日のいいとこ探し】

 

療育に出かけた息子。中学の時の後輩を誘って、ペアで一緒に焼きドーナツを作ったそうです。

 

1人で全部作業してしわまず、話あいながら、協力してできたそうです。よかったですね。

 

追伸

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