大事なものは、自分で守らないといけないということ | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、朝、暖かったのに、昼間急に曇って寒くなり、雨が降ってきました。夕方は、晴天、変な天気でした。

 

近所の公園で、きれいに緋寒桜が咲いていました。でも、春は、そこまで来ていますね。

 

 

夕方、息子がイライラ、一人ごとで、文句をずっと言っています。イライラキーワードの「あわれ名作くんの・・・」と、「中学校に、怒鳴り込む・・」を連発しています。

 

おそらく、娘ともめたのだと思い、息子に、イライラの理由を聞きました。すると、娘に言われて、すごく苦労して捕まえた(友達になった?)レア妖怪を、あげてしまったのだそうです。

 

あげたくなかったけど、娘が、しつこく言って来て、さらに、前に欲しがっていた妖怪と「交換するから」と言われ、言葉で押し切られてしまい、交換したようです。

 

娘に問いただすと、「交換しようといって、グループをつくったら、お兄ちゃんが入って来たのだから、交換していいってことだよ」というのです。

 

娘は、息子が、欲しいとお願いされたら、嫌となかなか言えないことをよくわかっています。「前に欲しいといったでしょう」と、以前、実際に言葉にだしたことは、守りたくなる性格を利用したのです。ずるいですね。

 

なので、息子は、娘に逆らえず、大事な大事なレア妖怪を交換してしまったのです。でも、気持ちは、交換したくなかったので、大荒れしていたのです。

 

2人の間に入り、息子にもう一度、意思を確認しました。

 

あげたくないとのことなので、娘には、「お兄ちゃんが、あげたくないと言ってるのだから、返すようにいいました」、また「自分が欲しいからと言って、お兄ちゃんが言い返せないような状況をつくり、無理強いはしてはいけない」ということも、注意しました。

 

息子には、「大事なものは、自分であげたくないとはっきり言って、自分で守らないといけない」ということを、説明しました。

 

今日は、家族だし、お母さんがいたから、大事な妖怪は、戻ってきたけれど、これから1人で生活するなら、お金や、大事な物、あげたくないものは、自分で守らないと、戻ってこないという話しをしました。

 

守り切れず、人にとられたものは、自分の元には戻らないので、それに対して怒っても、イライラしてもダメだということも説明しました。

 

争いごとを好まず、人を疑うこともなく、素直な自閉症スペクトラムの子は、騙されやすく、搾取されやすいので、気をつけないといけないですね。実感しました。まだ、母の介入できる事案でよかったです。

 

【今日のいいとこ探し】

 

昨日から、髪の毛を切りに行きたいと言っていた息子。学校から帰ってきて、自分で美容院へ電話をして、髪の毛を切りに行ってきました。

 

帰りに、クリエイト(ドラックストアー)で、食パン、マスク、本人の希望のリンゴジュースを買ってくるお使いを頼んだら、きちっと買い物出来ました。

 

「髪の毛を切りに行く」、「買い物に行く」は、それぞれ1人で出来ていたのですが、複合していってもらうのは、初めてでしたが、うまくいきました。自立への一歩ですね。

 

 

追伸

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