自閉症の子の自我を育てる~その2~ | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、朝から冷たい雨でしたね。こういう日は、腰が痛く、頭がフラフラします。気圧の変化がつらいですね。自閉症の子も、気圧の変化で体調が悪くなる子がいるそうです。

 

昨日の勉強会の続きです。「自我を育てる」、の、続きを書きます。以下、長文です。

 

家で、家族と一緒に生活していると、出されたものを食べるだけ、何を着るかも、親に聞けばいいので、自閉症の人は、頭を使って考えないですんでしまいます。

 

自閉症の人は、自分に必要ないことに興味が持てません。なので、生活するうえで必要なことを、自分からは覚えません。

 

自分の意思で判断させる自我を意識教育をしていかないとダメなのだそうです。自分で選ばせて、自分の意思で行動する、その結果の責任をとることが、大事になります。

 

自分の意思(自我)での行動のポイント

 

1)感情のコントロール

 →納得いかない時に、怒ったり、物や人に当たってしまうのはNG。自分なりの気持ちの切り替え方法を見つける

 

2)自分の行動を振り返る

 →失敗してしまうことはあって当たり前、落ち着いてからでいいので振り返り、どうすればよかったかを考える、わからなければ教えてもらう

 

3)状況判断

 →自分の意見だけを通すのでなく、周りへの影響、周りの人のことを考えた言動が、成長していけば、出来るようになる

 

4)人を頼れるか

 →人にコントロールされたり、裏切られた経験ある人は、人を頼らなくなります。そこに注意して、自分一人で全部をやらなくていい、人と協力して物事を解決できるようにする

 

5)人に相談できるか

 →難しいことですが、大切です。困った時、苦しい時に、その場で動けなくなる前に、ヘルプが出せることが大事です。また自分の勝手な判断で、作業を勧めない、担当者に聞くスキルが大事です

 

なかなか、ハードルが高いですね。息子は、まだまだ道のりの途中です。

 

最後に「自己主張」と「ワガママ」の違いは、何かという質問があったのですが、「自己主張」は、見通しを立てれば、先延ばしにしても、我慢が出来るできるものを指します

 

「ワガママ」は、その場で我慢ができないものを指すのだそうです。

 

【今日のいいとこ探し】

 

今日は、息子が妖怪ウォッチの「椿姫」を買いに行きたいというので、電車で出かけました。出かける時間を10:20と指定されたので、何かと思ったら、乗りたい電車があったそうです。

 

 

この相鉄線のネイビーブルーの車両です。ボックス席がある車両があり、それがお目当てでした。しかし、あいにく今日は全部お客さんが座っていて、息子は、座る事ができませんでした。

 

イライラマックス、気持ちが崩れて、車両内で、ブツブツ文句を言いだしてしまい、困りました。

 

そこで、1つ提案をしました。終点まで乗るので、今座っているお客さんが下りた後、ボックス席にお母さんと座ろうといいました。

 

これが、成功。「うん、そうしよう」と、気持ちの切り替えができて、終点まで落ち着いて電車を楽しめました。よかったです。

 

追伸

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