養護学校で、よかったと思った体育大会 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。昨日作った実家の犬小屋、雨が降ったので、寒かったのでしょう。中に入ったという知らせが母からきました。ほっと、一安心です。

 

今日は、息子の養護学校の高等部の体育大会でした。高等部だけなので、人数は、約100人。学校の運動場を使う、こじんまりした運動会でした。

 

平日の午前中だけ、お弁当無し、午後授業ありの、のんびりした運動会でした。親は、手ぶらで行くと、応援席にイスが用意してあり、場所取りもなく見学ができました。

 

息子は、25m走と、学年競技のドリブルリレー、全体演技の「どっこいしょ」に、クラス別リレーに参加しました。

 

養護学校ですから、まったく「焦り感」、「強制感」は、ありません。徒競走なら、同じくらいのタイムの子同士で走ります。歩く子どうしで、競争している組もありました。

 

「どっこいしょ」は、鳴子を持って、踊るのですが、帯でたすき掛けをします。それが、全員できるまで、時間はかかりますが、じっと待ちます。出来ない子は、先生が「手伝うかどうか」聞いてから、ちょうちょ結びなど、要所要所を手伝います。

 

生徒同士、一生懸命、応援します。先生方も、どうしたら1人1人が楽しく、意欲的に運動会に取り組めるか、考えてくれていました。

 

3年生の借り物競争では、「物」に気持ちをむけることの難しい生徒さんの時には、先生扮するアカレンジャーやピカチュウ、関取などが、登場していました。

 

とにかく、あたたかい、アットホームな運動会でした。小・中学校の運動会(体育大会)は、叱られ、団体行動をしいられ、授業変更ばかり、苦しさの目立った行事でした。それが、どうでしょう。1人1人を大事にした、楽しい運動会でした。

 

息子は、クラス別リレーの選手に選ばれました。すごくうれしかったらしく、ニコニコ走っていました。息子の紅組が勝った時、クラスメイトと嬉しそうに、ハイタッチしてともに喜びをわかちあっていました。今日の体育大会は、息子の笑顔が輝いていました。

 

「あ~養護学校の本校に息子をいれてよかった、息子が、主人公だ」と、心から思いました。

 

いままでなら息子は、定型発達の子の中で、リレーの選手に選ばれることもなかったでしょうし、何に関しても背伸びをさせられつづけたことでしょう。それが息子を伸ばしたところもありますが、心から楽しむということは、養護学校でないとダメだったと思います。

 

養護学校の本校を選んで本当によかったと、思った体育大会でした。

 

【クスッと、コーナー】

 

体育大会、本当に、よく頑張りました。半日でしたが、疲れたのだと思います。

 

家に帰って来てから、「今日は、体育大会だったので、トイレ掃除は、有給になるとかありますか」と、聞かれたのですが「有給は、ありません。トイレ掃除はやってください」と、伝えたら、がんばってやってくれました。お仕事は、疲れていてもやってもらわないとダメですので・・・・・・

 

その代わりといっては、何ですが、夕飯は、息子の大好きなアボカド刺身漬け丼にしました。喜んでくれました。よかったです。

 

追伸

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