自閉症の兄弟喧嘩の仲裁の仕方 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、主人と私、双方の実家へ、敬老の日と母の誕生日のお祝いに行きました。夏休みからこちら、忙しかったので、久しぶりでした。娘の身長が、おばあちゃんを抜いていました。


お寿司や、豆鯵の唐揚げ、採れたて野菜、ブドウに栗、どちらも、ごちそうを用意してくれて、こちらがおもてなしされてしまいました (^_^;)


茹でた栗


昨日の講習会で、聞いた話でなるほどと思ったこと。それは、「兄弟喧嘩の仲裁の仕方」です。


年齢が近い兄弟の場合の、喧嘩の仲裁の仕方です。例は、兄が自閉症スペクトラムの場合。まず、障害特性故の自分ルールの押しつけだったりして、なかなか喧嘩の原因がはっきりしません。


なので、親の喧嘩の仲裁が必要になります。いきなり怒るのでなく、緊張感が無い落ち着いた声で、「どうしたの?」と、2人の間に入ります。怒るのは、逆効果です。


殴り合いなどになっている場合、殴られている方、責められている方を親がかばい、「大丈夫?あっちの部屋へ行きなさい」などど、声がけして、その場から、逃がします


まず、殴った方の子の声から聴きます。「そうかあ、○○が、許せなかったんだね」と、まず、本人の気持ちをききとり、悔しい気持ちを、受けとめましょう。


そして、「それじゃあ、今は、許せないね。そうだね。ただ、今は、叩くのはダメだよ」と、本人の気持ちを肯定して受け入れつつ、でも「叩く」という、暴力行為は、止めます。


ここでポイントは、「暴力がダメ」であって、「暴力をふるうあなたがダメ」ではないと、伝えることが大事ですね。


これは、話すのでもいいのですが、紙に書くとより理解してもらえるので、紙に書きながら聞き取るといいでしょう。紙に書きながら、実際何が問題だったか、子どもと一緒に、見直すことが大事ですね。


被害にあった兄弟には、「お兄ちゃん、わざとじゃなかったけど○○って思いこんでたんだって、ごめんねって、言ってたよ」と、フォローして終わるといいそうです。


暴力をふるい、頭ごなしに怒られる体験ばかりしていると、自分の気持ちの落としどころが無くなってしまうので、暴力以外で、気持ちを表せる方法を見つけるといいそうです。


わが家も、娘が、今は、中学生になったので、喧嘩は、無くなりましたが、もっと早くに知りたかったです。


【クスッと、コーナー】


主人の実家で、いとこの子(女の子、4歳)に、趣味のプリキュアの本を見つかり、質問攻めにあった息子。一生懸命、4歳の子に、自分なりに説明をしていました。


いきなり拒否するのでなく、付き合って話相手をしていて、びっくりしました。がんばって、やさしいお兄さんをやっていて、微笑ましかったです。



追伸

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