体操教室での誤解。理解が難しい息子の特性 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。ご近所の庭で寒ボケとミモザの花を見つけました。ミモザは、例年より早い感じががします。


寒ボケ


ミモザの花


以下、長文です。


水曜日に、校外学習だったので、振り替えに体操教室へ行きました。いつものベテランコーチが1人もいなかったのです。そこで、問題が起りました。


大好きな大学生の女性コーチが2人いました。他の体操教室から来た応援の男性コーチが1人、新人の女性コーチが1人の計4人。でも、誰も、息子の特性のことをよくわかっていなかったのです。


マット運動の時に、好きなコーチのチームになってしまい舞い上がった息子。おしゃべりの声がどんどん大きくなっていました。図に乗って、目立とうと足踏みしたり、跳ねたり、オーバーアクションになっていました。


そして、後半のボール運動。息子の苦手な運動です。なのに、突然、コーチと見本のデモンストレーションをみんなの前でやることに。


息子は、アンダースルーはできますが、オーバースローは、投げられません。でも、なんとか指示どおりにこなしたものの、そのまま、小学生の女の子と、バディを組むことになってしまいました。


「アンダースロー5本、オーバースロー5本、さらに横投げで5本」など、息子の理解できない指示が、言葉でどんどん出ます。


投げるのも苦手なので、女の子の所まで、投げるボールが届かないのです。終わったバディから座るので、最後まで残ってしまった女の子は、困った顔をしていました。


ベテランコーチは、息子の苦手を知っていますので、子ども同士で組ませず、コーチと組んでくれるのです。今日のコーチは、それをしてくれなかったので、慌てて、コーチへ変更をお願いしました。


さらに、ドッチボールをしたのですが、当たって、コートの外に出た息子が、誰も当てていないのに、すぐコートに戻ってきてしまいました。ルール違反です。でも、それをコーチは、注意しません。


障害があってもルールを守らないと、競技が成り立ちません。注意するようお願いしました。


今日の体操教室は、最悪でした。息子がしゃべって会話できて、運動になれているので、新しいコーチは、支援・配慮の必要がないと、誤解してしまったのです。


体操教室、終了後に、コーチには、息子はおしゃべり、会話はできて運動能力は高いが、知的障害があり、自閉症という発達障害なので、言葉だけでの理解は難しいとお話ししました。


とくに、球技のルールは、複雑で理解できないことを説明しました。


やはり新しい支援者に出会った時は、きちっと「何が出来るのか、何を支援して欲しいのか」を、親がきちっと伝えないといけない事が分かりました。


養護学校でも、きちっと息子の特性を説明しないといけないですね。入学前に気がついてよかったです。


【今日のいいとこ探し】


娘の耳をほっていたら、息子が、「僕も耳ほらないと・・・」と、言って自分で耳ほりしていました。さらに、綿棒も使いこなせるように、いつの間にかなっていました。


爪切りもそうですが、親がやらなくても、自分で耳ほり出来るのも、自立の一歩ですね。



追伸

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