自閉症の人の感覚(触覚・味覚・嗅覚)の話 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。明日は、いよいよ中学校の運動会です。息子は、張り切っていますが、娘は、ちょっとブルーのようです。明日は、5時起きで、お弁当作りです。


今日の勉強会で、自閉症の人の感覚の事を学びました。


1)触覚


・感覚が過敏だから、触らせないでそのままにしておくと、ずっと触れず行動範囲が狭まってしまうので、汚れても、不快でも、手を洗えばOK。そこから離れれば、元に戻るという経験を積むことで乗り越えられるそうです。


・感覚の中で我慢できないのは、「かゆみ」だそうです。自閉症の子は、蚊に刺されると、掻き壊して傷にして、「かゆみ」を「痛み」に、転換するそうです。痛々しいですね。


2)味覚


・食材が混ざるのは、美味しくないので、丼物や、カレーライス、チャーハンなどは嫌いと言う人が多いです。三角食べも、出来ない子が多いです。


・病気にならないなら、偏食はOK。自分の体に必要なものは、必要な時期になったら自分から食べるそうです。


3)嗅覚


・女性の髪の臭いをかぐひとは、多いですが、シャンプーの臭いを嗅いで、母との違いを確認してるのではないかと言われているそうです。でも、大きくなると、痴漢と間違えられてしまうかもしれません。


自閉症の人は、人からどう見られるかではなく、自分の感覚で情報収集、処理をしているので、それを理解して接する必要があると言われました。その通りです。


大人になると、感覚的なことは、ずいぶん減っていくそうです。人との距離感を育てる必要性が大事になってくるそうです。はじめてのお話しもあり、今回も、とても為になりました。


【今日のいいとこ探し】


息子は、幼稚園、小学校と運動会が大嫌いでした。小学校の6年生くらいから、少し、運動会を楽しむゆとりが出てきました。集団行動も、自分で考えて、交流級で参加しています。


本当に、我慢して、自分を律してがんばるので、終わった後は、ご褒美で、色々なところへ出かけています。中学校に入ってからは、近くの日帰り銭湯になりました。


今年も、息子が写真まで撮って来てアピールしたので、ここへ行くことに決めました。運動会の疲れがとれそうですね。


日帰り温泉



追伸

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