自閉症スペクトラムの人の特性 | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。朝、にわか雨が降りましたね。今日は、私が、洗濯物を雨に濡らしてしまいました (>_<)


以下、長文です。


卒業式が終って、娘は、もう学校がありません。明後日、お友だちがお泊りにくるので、部屋掃除をするよう言いました。以前なら、片づけ切らず母にヘルプだすのですが、今回は、時間がかかりましたが、きれいにできました。


掃除前の部屋


娘の部屋2


掃除後の部屋


娘の部屋


昨日の勉強会で気になった、自閉症スペクトラムの人の特性について、補足します。改めて言われるとその通りだと納得できるものばかりでした。


○早期療育を受け安定している子でも、同世代より5年遅れた発達をしている。12歳なら7歳ということだそうです。理解が難しかったり、コミュニケーション能力も、まだ発達途中ですね。


○自閉症スペクトラムの人は、哲学肌なので、丁寧に、意識づけて教えることが大事。


○自分に利害関係があるかを、物事の判断基準にしてしまう(究極の資本主義?)


例えば、親の離婚や死別を説明しても、ショックではなく、最初に聞いてくるのは、「自分のお小遣いはどうなるのか?」、「自分は今の生活が続けられるか?」という、自分の生活環境の確認だそうです。情緒的なことは、まったく言わないので「冷たい」と思われてしまうことが多々あるようですが、悪気はないそうです。


○対人スキルの向上には、ソーシャルスキルトレーニングとコミック会話が不可欠だそうです。これを行うことで、感情のコントロール、助けを求めるスキルが高くなり、説明する力があがるそうです。


○人が「嫌い」とは、思っていない。友だち、仲間、恋人が欲しいと思う。


○本人が「愛されている」と、わかることを与えてあげないとダメ。親の思っている愛情は、通じていない場合が多いそうです。子どもの頃は、愛情を受け取れず、親に嫌われていると思い込んでしまう場合が、たたあります。


例、あなたの為だから厳しくするとか、心配だから口うるさく注意する等は、親が私のことを嫌っているからととらえる子が多いそうです。親の心、子知らずですね・・・


○自閉症の人は、自分に誰かがやってくれたことに対して、初めて自分でも他人にしてあげられるようになるそうです。また、それを受け入れるには、身近な人が、「ごめんなさい」「ありがとう」という、声のかけ方やケンカをしたらどう仲直りをしたらいいのかの、お手本になることが必要でだそうです。


例、自分が許してもらって、初めて他人が許せる。暴言を吐いても、許してもらえる、怒っていた人が、自分を許してくれた等、経験に基づかないと社会性は身につかないそうです。これは、接する親や周りの人にはたいへんが努力が必要ですね。


色々気づかされたり、思いもよらぬ考え方にびっくりしたり、とても為になった勉強会でした。


【今日のいいとこ探し】


週末の金婚式旅行の2日目の熱海での行き場所に悩んでいた母に、息子が旅行のパンフレットをプレゼントしてくれました。母が困っていたので、お土産で持って帰ってきてくれたんですね。優しい息子です。


本




追伸

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