障害のある子の性について(講演会) | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日も寒かったですね。12月下旬の気候だそうです。午後からは、冷たい雨が降りました。そんな中、様々な葉が、きれいに黄色く色づいていました。急速に秋が深まっていますね。


黄色い紅葉


黄色い紅葉3


黄色い紅葉2


今日は、「障害のある子の性について」の講演会に出てきました。自閉症だけに特化した話でなく、障害のある人全般の話でした。


●性的発達は、定型発達の子より遅れるのか?

  

 →生理的側面(生理・精通)には、変わりがなく、遅れはないそうです。ということは、知的遅れなどがあるとしても、精神年齢で対応せず、年齢が来たら、親が準備をして、1つ1つ教えていくことが必要だということです。


●性教育は必要か?


 →必要なのだが、学校も、家庭も教えたがらない。でも、教えなければ学べない。自然に身につけられないので、具体的にどうするか、ルールを作って教えていくことが必要。マスターベーションなら、パブリックスペース、人の目のあるところは禁止。その代り、夜、自分の布団の中だけといったルールを作ってあげるなどです。


●親離れ、子離れを意識する


 →子どもが親から離れられないのではなく、親が離してくれないから、余計すがりついてしまいます。中・高校生の子どもが親と手つなぎをするのは変ですが、親が危ないからと手をつないでしまいます。また、体が洗えないので、母が一緒に風呂に入る。これも、親離れができていない典型です。


●親の過保護


 →障害があるのだからと、親が全部やってあげるのは「NG」。やらせなければ、いつまでたっても自分の心と体のコントロールができない。職場までついていくことは、出来ない。会社は仕事の面倒は見てくれるが、生活の面倒は見てくれません。親は、先に逝きます。今から、手を放すことを徐々にしておく必要がああります。


●マスターべーション・生理について


 →生理は、母親が自分の処置を見せて準備をしておくのもいい手。なってからでは、遅い。マスターベーションは、決して母親が教えてはいけない。父親の出番。ただ、父親は、自分の父親から教わったわけではないので、抵抗が強い。ただ、教えないと正しく出来ないので、教えることが必要。


性をタブーにしては、いけない。正しい知識と方法を教えれば、安定した生活の一部となるのだそうです。この他にも、色々面白いお話があったのですが、ここまでにします。


【クスッと、コーナー】


テレビを見ていたら、やたら、大きな声を出して、熱く応援するキャラがでてきました。それを見た息子がぽそっと一言


「こいつ松岡修造か!」


と、つぶやいていました。人を見て、誰かをイメージしてコメントが言えるなんてすごいですね。成長を感じました。



追伸

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