中学生のプライドとは・・・ | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。 今日は、寒い雨でしたね。伸びたチューリップの芽が雨に濡れていました。


チューリップと雨


今日は、夜の勉強会に行ってきました。年度末の質問コーナーだったので色々質問してきました。


考え方を改めないといけないと思ったのが、息子がもう中学生であるということです。障害があっても、中学生の男子ですから、プライドがあります。


今の日本の福祉は、本人の「自分で選べる」、「自分で決められる」という、選択・決定が出来ないくらい介入が多いというのが問題なのだそうです。失敗をさせないようにしすぎているというお話でした。


肢体不自由の方の手記に、「俺たちの失敗する権利を奪うな」というコメントあったそうです。そうなんですよね、「失敗しても、やり直すことを認める」、「失敗を保障する」ことが、プライドを傷つけないということなのだそうです。


中学生になったら、親や支援者の「お節介」は、NGだそうです。


小さい頃は、怪我をしてしまう、ルールがわからないから迷惑をかけてしまうので、親や支援者の介入が必要でした。


「生命の危険」、「人や周りへの迷惑」これ以外の言動は、怒って「ああしなさい、こうしなさい」と言うのは、中学生になったら必要ないそうです。


親の価値観に基づいた行動をさせるのではなく、自分のやりたいようにやって、失敗したらやり直して、自分で工夫するようになればいいそうです。


これを聞いて、私が息子に介入しすぎていたことが、よくわかりました。母が手出しすればするほど、息子がかたくなに「拒否る」のは、そういうわけだったんですね。もう少し、離れて見守ろうと思いました。



【今日のいいとこ探し】


毎朝、洗顔料(ビオレ)で顔を洗う息子、今朝は、「お母さん、新しいビオレ買っておいて・・」と言われました。そして、ちゃんとゴミ箱に空のビオレのチューブが捨ててありました。


ごみ箱


「使い切ったら、申告をして、空の容器を捨てる」が、やっと身に付いたという感じです。

以前は、空になってもそのまま元の場所にしまうので、次に使う人が、「無い!!」 ヽ(`Д´)ノ

ということになっていました。


今後は、自立を考えて、ストック用の引き出しに替えのビオレが無かったら、お店に買いにいくまでを身に付けてほしいと思っています。




追伸

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