自閉症と民間療法など | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、1日雨の天気予報でしたが、本格的に降ったのは、午後からでしたね。そんな中、雨に濡れてパンジーと、ギンヨウアカシアの花が咲いていました。


パンジー寄せ植え    ミモザの花


今日は、「自閉症と薬」という勉強会へ出てきました。薬だけのことでなく、現在「自閉症」を取り巻く、最新のお話が聞けました。


知らなかったことでは、平成25年5月より、自閉症とADHDの両方の診断を併記してだせるとのことでした。以前は、WHOのとりきめで、自閉症とだけ診断名が出ていました。


あと、触法をする自閉症スペクトラムの人の犯罪別割合も、ショッキングでした。普通の犯罪は、財産犯や粗暴犯がほとんどを占めるそうなのですが、自閉症スぺクトラムの人は、一に性非行(4割)、財産犯(2割)、粗暴犯(1割)、銃・刃物犯(0.5割)、放火犯(0.5割)の順だそうです。一般の人とちがう異質な犯罪を起こすこともあり、センセーショナルに取り上げられてしまうそうです。


また、社会性の発達は、以下のように進むそうです。

1)一人遊び →相手の気持ちが推測できない

2)関わり遊びをする →友だちと一緒に遊ぶことが出来る

3)協力遊びを楽しめる →自分がやりたい衝動を抑えることが出来る

4)勝負のある遊びを楽しめる →他者の立場になって考え、相手に配慮ができる


3)の協力遊びができるようなったら、ソーシャルストーリーなど、人との関わり方を教えることが出来るようになるそうです。


昔から、自閉症の症状緩和に効くという民間療法がいろいろありますが、以下のものは、危険なのでやってはいけないそうです。


セレクチンの投与 →多動を抑えるというが、ホルモン剤なので、副作用が大きく危険

リュプリンの投与 →危険

キレート療法 →鉛・水銀と自閉症は関係ないことが証明されている

オキシトシン吸入 →常動行動軽減はあるが、1日3回服用で月額4万くらいかかる


これ以外にもグルテン・カゼイン・イースト・ビタミンB5/B15除去食などの方法もあるが、かなり親が徹底管理をしなくてはいけないので、効果と労力が比例するのか微妙だそうです。


様々なことがわかり、とても為になった勉強会でした。


【今日のいいとこ探し】


体操教室で、跳び箱のテストだったのですが、いつもなら、コーチに悪いところを注意されてもその場で直すことをしない息子なのですが、今日は、違いました。


跳び箱5段のハンドスプリングをしていたのですが、どうしても着地で尻もちをついてしまいます。コーチに云われた踏ん張るポーズを、自分で何回もやってイメージトレーニングしていました。すごい成長です (≡^∇^≡)




追伸

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