母と先生の失敗 | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、朝までの雨がウソのように、青空になりました。雨上がりで空気が澄んでいました。


自閉症スペクトラムの窓-青空


今日は、6年生の学習発表会でした。体育館で、5時間目に、子ども達の太鼓や合奏、コーラスを見せてもらいました。6年生ともなると、みんな揃っていて、歌声や合奏もとても素敵でした。


息子も、張り切っていて、朝、学校へ行くまえに「お母さん、太鼓がんばるから、応援してね」と言ってきました。


実際、息子は、とてもよく頑張っていました。みんなから動作が遅れることも無く、バチを持つ手もピンと伸びていました。本当にかっこよかったです。


自閉症スペクトラムの窓-太鼓   自閉症スペクトラムの窓-学習発表会


午前中に、リハーサルを兼ねて、在校生にも同じものを見せたそうです。その様子を見た妹は、家に帰ってきて兄ことをベタ褒めしていました。

学習発表会のあと、6時間目に、懇談会のかわりに、『6年生を送る会』がありました。親達から子ども達へ歌を歌い、1年生から6年生までのスライドを見せる行事です。スライドを見ながら、ちいさかった頃を思いだしてウルウルしてしまいました。


ここでトラブル発生。息子が、みんなと並んで座っている時に、突如、泣き始めたのです。スライドを見たあとだったので、みんなは、息子が感極まって悲しくなって泣いてしまったと思ったようです。


泣きじゃくる息子に、どうして泣いているのかと聞いたら、「もう家に帰りたい・・・」というのです。6時間目に『6年生の送る会』があることが耐えられなかったようです。


これは、母と先生の予告(見通しを立てる)の失敗です。かわいそうなことをしました。


学校の時間割表にも、5時間目までしか書いていなくて、6時間目に何をやるかわからなかったのです。


母も、今朝、口頭で、「6時間目にお母さん学校へ行って、歌を歌いにいくよ」と言ってあったのですが、息子は、自分は、5時間目で帰れると思っていたようです。カレンダースケジュールも書いて無くて、息子的には、自分の思っていたことと違って、どうしていいか、わからなくなってしまったようです。


昨日は、支援級の参観。今日は、6年生の学習発表会。それも、午前中リハーサル、午後も目一杯がんばったのでしょう。疲れも溜まっての爆発です。かわいそうなことをしました。


これは、先生と母の失敗です。息子には、かわいそうなことをしました。本人の様子を見ながらちゃんと、スケジュール管理をしようと思いました。


【今日のいいとこ探し】


送る会の中で、サンクスカードを贈るというプログラムがありました。息子が私にくれたカードがとても素敵でした。


自閉症スペクトラムの窓-サンクスカード

中には、「いつも、ごはんをつくってくれてありがとう」と書いてありました。息子らしいコメントです。でも、とてもうれしかったです。