療育を使い分ける | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今朝は、昨日の夜のアラレが、雪になっていました。結構積っていて、子ども達大騒ぎでした。でも、泡雪だったので、10時過ぎには、溶けて消えてしまいました。儚い雪でした。


自閉症スペクトラムの窓-車に雪    自閉症スペクトラムの窓-庭の雪   自閉症スペクトラムの窓-木に泡雪


今日は、息子の月1回の個人療育の日で、息子が一番大変だった幼稚園の年中からお世話になっている先生の指導相談でした。息子と私の成長を、ずっと見守ってくれている先生です。


来年度から、その先生の勤務日が少なくなるそうです。個人療育を止めて、グループ療育を勧められました。私としては、グループ療育は、もう1か所で、息子と似た発達の子たちとやっているので、時間が遅くなってもいいので、なんとか個人面談でとお願いしてきました。


幸いにも、今住んでいる地域は、療育先が何箇所かあり、選ぶことができるため、療育を使い分けています。


個人療育は、こちらのやってほしい課題を組み込んで指導してくれます。携帯電話の使い方や、将来の仕事に向けて封筒詰めなどです。後半の時間は、親の個別の相談にのってもらっています。


グループ療育は、同じ年代、発達のお子さんと、一緒に課題をします。調理や買い物、ゲーム等を通じて、順番やルール、相手を意識することをグループの中で学んでいきます。生活に使える療育をスケジュールや、ジグを使って指導してもらえます。


放課後デイサービスは、学校と家への直接送迎があり、母のレスパイトにもなっています。時間は、短いですが、のんびり好きな物に囲まれて、自分のペースで過ごせるまったり時間です。息子も行くのを楽しみにしていて、癒されているようです。


今は、お休み中ですが、以前は、自立課題や調理課題などをワークシステムやスケジュールを使って親とやるワークショップにも参加していました。


あとは、本人支援ではありませんが、親のカウンセリングにも月1回いっています。カウンセリングの先生は、障害の子供の療育の先生も兼ねているので、息子の障害の事を含めた相談に乗ってくれます。


それから、ガイドヘルパーさんの移動支援も、社会参加の為の療育と、とらえています。好きな電車に乗る余暇支援ですが、電車の中のマナー、自分で行きたいところを計画する、お金の支払い、携帯電話での親への連絡など、実践的に学ぶものは多いです。


一口に療育といっても、色々な資源があるので、それを使い分けています。様々な療育があって、今の息子との生活が成り立っています。素敵な先生、お友達に支えられながら息子は成長してきたことを実感している今日この頃です。


【今日のいいとこ探し】


療育先で、終了時間の5時を過ぎたのですが、母が話しこんでいて時間がずれ込んでしまいました。いつもなら、「早く帰ろう。5時過ぎちゃった・・・」とそわそわして、母に言いに来るのですが、今日は、そわそわ歩き回りつつ、こちらの顔色をうかがいながら、声掛けは、話が終わるまでしてきませんでした。


話が終わって「お話終わりました。帰るよ。お待たせ・・・」と母が言ったら、「お母さん、終わったね。さあ、○○○(妹の名前)が心配しているから帰るよ」と言って、帰り支度を始めました。


こちらの状況を見て、じっと我慢する事ができて、偉かったです。最近、本当に成長を感じます。