妹への障害説明 | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。


LADです。今朝は、マイナス3度までさがったとか、とにかく寒かったです。明日は、雨ということで、少しは暖かくなるのでしょうか。以下、長文です。


娘から、「自閉症について」の質問がありました。息子が、自分の部屋でプラレールジオラマを作っている時に聞いてきてくれました。「お兄ちゃんは、まだ、自分に自閉症という障害があることを知らないので、お兄ちゃんの前では、その話をしないようにと」言ってあったことを守ってくれました。


開口一番の質問が、「お兄ちゃんが、自閉症というのは、わかった。お兄ちゃんが自閉症ということは、私も自閉症になる可能性があるのか?」ということでした。


これは、けっこう、「ドキッ!」としました。娘に知的遅れはありませんが、対人面や忘れ物が多いなどの注意欠陥を疑う所も見られるからです。平静を装いつつ、「自閉症は、病気でないので途中からは、ならない。ただ、自閉症という障害は、スペクトラム障害なので・・・」という、話をしました。


「自閉症のお兄ちゃんが、赤だとしたら、まったく自閉症出ない人が白、その中間には、限りなく白に近い人や、濃いピンクの人もいる。お母さんも、お父さんも、ピンクだと思う。なので、○○も、真っ白ではないとおもう」と正直に話しをしました。それから、「2人は兄妹だから、似ているところがあって当然」という話をしました。


どこからが、障害かという線引きが難しいのだと説明しました。「兄ちゃんは、1人ですべての事をやることが出来ないので、これからも人の手を借りて生きて行かないといけない。それが、自閉症という障害だ」と説明しました。


目の悪い人のメガネ、歩けない人の車いすと同じで、兄ちゃんには、人の支援がいると話をしました。


あと、「自閉症って、どんな障害で、どこが悪いの」とも聞かれました。「脳の中の中枢機能のどこかがうまく働かなくて、人の気持ちがわからなかったり、自分中心で物事を判断してしまう考え方をしてしまう」という話をしました。


それから、兄ちゃんの物事の判断基準は、「自分に興味があるか、無いか」だと話をしました。興味のあるものは、すごくモノ覚えが早いけど、必要ないと思うとまったく頭に入らないという話もしました。「偏りのある障害」だよ言うのが、ピンと来たようです。


そんな、こんなを話している途中に、2階から息子が降りてきて、今日の話は、ここまでになりました。この説明でよかったのか、自問自答しています。この冬休み中に、また聞かれることもあるでしょう。なるべく誤解のないように、妹の中に、兄の自閉症の事が根付けばいいと思います。


【今日のいいとこ探し】


お昼は、ホットプレートでホットケーキでした。子ども達、2人とも中々芸術的な作品に仕上がりました。準備や後片付けも手伝ってくれて、楽しい昼食でした。


妹、『星のカービィ」』、息子、『東京スカイツリー』ホットケーキだそうです。もったいなくて、なかなか食べられませんでした。


自閉症スペクトラムの窓-カービィホットケーキ   自閉症スペクトラムの窓-スカイツリーホットケーキ