支援級の参観 | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、暑いくらいにいい天気でしたね。空には、入道雲のような雲が出ていました。でも、公園の木は、きれいに紅葉してきました。でも、イチョウの木が実もならず、青いままで、変な感じです。


自閉症スペクトラムの窓-秋の空


寒い朝と昼間の温度のギャップに風邪をひく子が増えています。娘のクラスでは、もう4人もお休みがいるそうです。風邪が流行らないか心配です。


今日は、息子の支援級の参観でした。体育館で、みんなで役割分担をして『くじら雲』の寸劇をしてくれました。息子は、ナレーションの役でした。1年生との仲良し会でもやるので、ずいぶん慣れた様子でした。


小学校生活、最後の普通授業の参観です。1年生の頃の参観は、とにかく動きまわって、じっとしていなくて、すぐ母のところに来てしまうのでとても困りました。他の子の邪魔になったりしていて、とても心苦しかったのを思いだしました。


今は、6年生として、率先してみんなの先頭にたっています。人と関わるのは苦手なのに、下級生に頼まれると嫌とは言えず、一緒に遊んでいるようです。自分が小さい頃に、支援級の先輩お兄さんにちょっかいを出していたことを思い出しているのでしょうか。すごい成長です。


息子のこともそうですが、他の支援級の子たちも、1年前と比べると出来ることが増えていました。恥ずかしがりやで、みんなと一緒に並べなかった女の子が、一緒に並べるようになっていました。明確な発語ののなかった子が、今日は、クジラ雲のセリフを読んでいました。他の子の後ばかり付いていた子が、一番先に舞台へ上って行きました。


先生や、友達に囲まれて、自分に合った支援がもらえる、支援級に居るからの成長ですね。成長いちじるしい子どもたちだからこそ、参観の後の懇談会で、先生にお願いしたことがあります。


それは、『待つ』という支援もあるということ。障害があっても、赤ちゃん扱いしないで欲しい。なんでも、手取り足とりしてあげることが、支援ではないということを話しました。子どもは、日々成長しています。昨日まで出来なかったことが、出来るようになっているかもしれません。


出来ないと決めつけず、指示をだしてから、子ども自身が動き出すまで、ちょっと待って欲しいとお願いしました。自分から、動くことで、自信もつきますし、出来ることも増えて行くと思います。先生方には、うまくそのニュアンスが伝わったか、ちょっと心配ですが、ぜひ実践して欲しいと思います。


【今日のいいとこ探し】


お菓子のおまけのモジバケール、気にいって部屋を横断させて並べています。数が増えたのですが、寝る前に、きちっと箱に入れてしまってくれるようになりました。


自閉症スペクトラムの窓-モジバケ3