自閉症の記憶と概念 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、湿度が高く、蒸し暑くなりましたね。朝、長袖を着ていたのですが、半袖に着替えてしまいました。


息子が、夏休みの自由研究で育てた蕎麦に実が付きました。花はいっぱい咲いているのですが、実になるのはすごく少ないです。虫などの受粉がうまくいっていないのでしょうか。どのくらいの蕎麦実がとれるのか、よくわかりません。


自閉症スペクトラムの窓-蕎麦の花   自閉症スペクトラムの窓-蕎麦の実


玄関先の家庭菜園も、このパプリカで終わりです。これを収穫したら、春の球根を植えようと思っています。球根は、チューリップとクロッカス、ムスカリを用意してあります。


自閉症スペクトラムの窓-ラストピーマン


今日の勉強会では、「記憶と概念」を勉強してきました。すごく納得のいったことがあります。それは、記憶についてで、


『自閉症の人は、人に頼らないで、自分の記憶に頼って生きている』ということです。


定形発達のは、「困ったら、人に聞きなさい、調べなさい」と教わっているので、人に頼るので、ものを覚えないというのです。


息子たちは、自分の経験したことを、細部まで細かくビジュアル的に記憶して、その記憶を頭の中の引き出しから引き出して、今起こっていることにあてはめて対応しているようです。記憶を頼りにしているので、忘れないように、繰り返しアルバムをみたり、思い出すために反復するのだというのです。


あと、概念の話は、『昔は、言葉がでないと、概念が育たないと考えらていたが、それは間違い』だそうで、話す言葉(外言語)がなくても、頭の中に概念があれば内言語は、育っているのだそうです。


自閉症の子は、『見る・聞く・経験する』ことで、概念を育てているそうです。ただ、経験は、直接経験(自分が体験したこと)が中心ですが、年齢があがると間接経験(テレビで見る、本で読む、人に話を聞く等)も理解してくるようです。


ただ概念が厳密過ぎて、融通が利かない場合が多々あるので、注意が必要とのこと。自閉症の人は、記憶も概念も個人によって、作られ方、使い方が違うそうです。


息子も、言葉は知っていても、概念が育っていないことがまだまだあります。徐々に、覚えていってくれればいいと思います。


【今日のいいとこ探し】


明日は、ガイヘルさんと、電車に乗りに行きます。「お金たまったから、小田急ショップでBトレ買います」

というので、行き先を変更することにしました。自分の希望をリクエスト出来て偉かったです。