感激の学習発表会 | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、昼間暖かったですね。菜の花にミツバチが来ていました。春は、確実に近づいてきていますね。


今日は、息子の交流級の学習発表会でした。学年閉鎖をしてしまったなかでの、練習不足で迎えた当日なので、先生も子ども達も緊張していたようです。


まずは、社会の勉強で「身近な環境やエコ」のことをグループごとに調べて発表するというものでした。

息子のグループは、「風力と地熱利用」をテーマに選びました。


息子は、何を思ったか、「新幹線の省エネ」を発表したいと先生にいったようです。風力にも、地熱にも関係ないのです。普通なら却下されるのでしょう。でも、先生が、グループの子に「趣旨が違うけど、○○君の発表をいれてもい?」と確認してくださったところ、グループの子がOKをだしてくれて今回の学習発表会になりました。


息子らしい参加の仕方、それを認めてくれたグループの子、先生に感謝です。グループの子が電子黒板を準備してくれたり、発表を手伝ってくれました。みんなのやさしさに思わず、母が「うるっ」ときてしまいました。


その後、合唱とリコーダーの演奏がありました。リコーダーは、そんなに吹けないのでどうなるか心配でしたがみんなの中でがんばって吹けていました。


息子のリコーダーです。指の位置を変わりやすいように、シールを張って色を塗りました。(パンチ穴補強用のシールがぴったりでした。家での練習用と学校のリコーダーで2本用意しておきました。


でも、左手でしか吹けるようにならなかったので音楽の先生が、特別に「ソ」・「ラ」・「シ」・「ド」だけの楽譜を作って渡してくださったそうです。息子は、出来ないことがいっぱいですが、みんなの心遣いに支えられて今日の日を迎えることができました。みなさんありがとう。感謝です。


自閉症スペクトラムの窓-リコーダー


【今日のいいとこ探し】

待つことが超苦手な息子が、6番目の自分の発表の時まで、体育座りでじっと待っていられて成長を感じました。低学年の頃の参観は、座っていられなくてウロウロしてしまっていたので、今日は、それがウソのようです。