マウスの腹腔内に肺炎桿菌を感染させると起こる
敗血症死に対するラクトフェリンの効果を説明します。
敗血症死に対するラクトフェリンの効果を説明します。
肺炎桿菌を感染させると、
対照群マウスは24時間以内に敗血症で死亡します。
対照群マウスは24時間以内に敗血症で死亡します。
ラクトフェリンを与えても結果は同じです。
一方、セファロスポリン系抗生物質のセフォポドキシムを与えると、
マウスの生存期間は延長しますが、
最終的には6匹のうち1匹しか助かりません。
マウスの生存期間は延長しますが、
最終的には6匹のうち1匹しか助かりません。
しかし、モフォポドキシムとラクトフェリンを一緒に経口投与すると、
6匹すべてを救命することができました。
6匹すべてを救命することができました。
すなわち、
ラクトフェリンはセファロスポリン系抗生物質の効果を
相乗的に増強する作用があります。
ラクトフェリンはセファロスポリン系抗生物質の効果を
相乗的に増強する作用があります。
この相乗効果をしらべてみると、
次のようなことがわかりました。
次のようなことがわかりました。
①経口投与によるラクトフェリンの最小有効量は
純品換算で2.0mg/㎏以下
純品換算で2.0mg/㎏以下
②感染の7~10日前に投与しなければ
無効のOK-432、ペプチドグリカン、クレスチンとは異なり、
感染1日前~感染と同時に投与しないと効果がない
③静菌的なβラクタム、テトラサイクリン、マクロライドとは相乗効果があるが、
キノロン、アミノ配糖体のような殺菌的な抗菌剤とは相乗効果がない
無効のOK-432、ペプチドグリカン、クレスチンとは異なり、
感染1日前~感染と同時に投与しないと効果がない
③静菌的なβラクタム、テトラサイクリン、マクロライドとは相乗効果があるが、
キノロン、アミノ配糖体のような殺菌的な抗菌剤とは相乗効果がない
②はラクトフェリンの作用機作が
これまでの免疫賦活剤とはまったく異なることを意味します。
これまでの免疫賦活剤とはまったく異なることを意味します。
③はラクトフェリンの防御効果が
抗生物質により生殺しにされた病原菌が
免疫的に排除される過程を促進する点にあることを
示唆しています。
抗生物質により生殺しにされた病原菌が
免疫的に排除される過程を促進する点にあることを
示唆しています。
さらに、
ラクトフェリンは抗菌剤を併用しなくても、
肺炎桿菌の経鼻感染、
bacterial translocation、ラット、家兎の早流産予防の成績から明らかなように
病原体に対する感染防御効果を示します。
ラクトフェリンは抗菌剤を併用しなくても、
肺炎桿菌の経鼻感染、
bacterial translocation、ラット、家兎の早流産予防の成績から明らかなように
病原体に対する感染防御効果を示します。
つまり、
ラクトフェリンは少量を経口摂取しただけで、
弱毒病原体の増殖・炎症を抑え込むことが期待できます。
ラクトフェリンは少量を経口摂取しただけで、
弱毒病原体の増殖・炎症を抑え込むことが期待できます。
しかも、
防御効果は病原体に対し非特異的で、
細菌、真菌からウイルスまでをカバーしています。
防御効果は病原体に対し非特異的で、
細菌、真菌からウイルスまでをカバーしています。
実験で使われた弱毒病原体は、
最終的には獲得免疫により破壊され、
治癒するのですが、弱毒病原体を認識し、
病原体の情報を獲得免疫系に伝達するのは自然免疫の役割です。
最終的には獲得免疫により破壊され、
治癒するのですが、弱毒病原体を認識し、
病原体の情報を獲得免疫系に伝達するのは自然免疫の役割です。
つまり、ラクトフェリンは自然免疫の始動を強化し、
自然免疫で認識した情報を
獲得免疫系に伝達する経路を増幅しているのではないでしょうか。
自然免疫で認識した情報を
獲得免疫系に伝達する経路を増幅しているのではないでしょうか。
このことが
老化と慢性病の予防・治療に大きな意義を
持っています。
老化と慢性病の予防・治療に大きな意義を
持っています。
かりに健康で働ける期間が70歳から90歳に延長されれば、
国としての活力を再び取り戻すことになるかもしれません。
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