倉庫作業の面接を受けに行ってきた。場所は都内の城東地区にも関わらず、公共交通機関で行くのが不便なエリア。地元の方や、土地勘のある方なら解ると思うが、京成・JR総武線・都営新宿線・東京メトロ東西線・JR京葉線…全て東西に伸びているので、それぞれの真ん中あたりは都営バスか京成バスしかなく、主要道路も日中は混雑しているので南北の移動に時間がかかる。
都市部の企業が求人する際に鉄道の駅からの距離が遠いのはかなりのマイナスポイントになる。今日受けた会社もまさにそんな場所にあった。
倉庫の横にある通用口から入って奥にある休憩室のような部屋に通された。歩きながらチラッと倉庫内を覗いたら、積まれていた荷物はどれも重そうな感じ。。
面接に出てきた責任者の男性は、サンドイッチマンの富沢たけしさんによく似た大柄な人物だった。こちらを見た瞬間から失望している様子が見て取れた。曰く、
「今、倉庫内を見てもらった通り、軽いので20kg(1個)くらい。一番重いのは40kg弱かな。取扱個数は日によってバラつき大きいんだけど、少ない日で100強、多い日だと300(個)くらいだね。25kgから30kgくらいの荷物が一番多いんだけど、大丈夫?」
と、ぶっきらぼうな感じ。無理だと感じたので素直に、
「すみません。無理です。若い時に腰と膝を痛めているんで」
と答えたら、
「やっぱし。自分が部屋入った時になんか変わった立ち上がり方したから、ケガ持ちかと思ったけど。
正直言うと、外人も逃げ出すんだわ。週明けもアジア某国の若いのが来たんだけど、朝一番にそこのポリ缶80個バラ下ろしさせたら辞めますって帰っていったんだ。そいつ、面接では『ワタシ、軍隊帰りです。大丈夫です!』って言ってたけど、やっぱりダメだったね。
ここまでわざわざ来てもらって悪いね。せっかくなんで、バス代として420円出すからさ。今、ハンコ持ってる?」
「シャチハタ印なら持ってます」
「おお、助かるよ」
ということで、出された紙に言われるままに都バスの区間と名前を書いて交通費を受け取った。
その場で不採用となったのだが、見送りを決めた責任者の苦渋の表情と話を聞いたら逆に同情してしまった。