題は未定

題は未定

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事務所のドアを開けたら目の前に大きなカウンターが鎮座し、机が6人分並んでいた。一番奥の窓側に独裁者、ならぬ社長が座っていた。同名の独裁者殿とは真逆で、瘦せ型だった。

 

そんなに大きくはないが張りのある低い声で、

 

「やあ!いらっしゃい。ワタシが○○○こと、金川です。ここは狭くて応接室もないんで、そこの空いている椅子に座って!」

 

と、声をかけてきた。

 

「は、はい。sugar-caneです。よろしくお願いいたします」

 

事務室は応接セットもなく、社長席の斜め前に座らされた。李部長の席らしい。

 

「部長の李が貴方のことを強く勧めるもので、お会いしたいと思いまして。

 

本当は日本橋辺りのレンタル会議室でも借りようかと思ったんだけど、ウチの現状を知っていただいた方が良いと思って、こちらまでお越しいただきました。

 

本名だと色々と煩わしいので、普段は通名を名乗っています・・・」

 

と、語り出した。結局、面接そのものは15分くらいで終わった。

意外なことに、隣りの大陸や半島人の男には珍しく、大風呂敷を広げるタイプではなかった。

 

帰りもまたベンツで最寄り駅まで送ってもらった。李部長曰く、明後日くらいには合否の連絡をするそうだ。どうなることやら・・・。

 

今日は初の「送迎あり面接」。指定された時間の5分前にひときわ目立つ車が近づいてきた。

なんと、メルセデスベンツ・SL500!

 

驚く間もなく運転席からサングラスをかけ、ネイビーのスーツ姿の李部長がサッと降りてきた。

 

「お待たせしました。どうぞ後部座席へ」

 

と、左手を車の上部にかざしつつ、右手で素早く後部ドアを開けてくれる。まさに高級ハイヤー。

怪しい「外資系企業」は、選考過程の最後までこちらの想像を超えてきた。

 

車で約10分。事務所の前に着いた。

再び李部長が走り出してこちらの扉を開ける。

 

「このビルの2階です。ワタシは車を駐車場へ止めてきますので、先に事務所へお入りください」

 

1階は風俗店で働く嬢のPR専門の写真スタジオらしい。

とんでもないところへ来たと思いつつ、階段を上がった。

TOEICを実際に受験してみて感じたこと。

 

1.120分・設問数200は想像以上に時間が足りない。

2.塗りつぶす部分が小さくて老眼にはきつい。

3.受験生のほとんどがリピーターかつ平均年齢が高そう。

4.とにかく精神的に疲れる。

 

上記の中で意外だったのが、受験生の平均年齢が高そうなこと。

たまたま自分の指定された会場がそうだったのかもしれないが、大学生とか20代と思しき人が少なかったのに少し驚いた。

 

考えてみたら転職の応募資格でTOEICのハイスコアを要求する企業は以前よりだいぶ減った気がする。その一因として、ここ数年でAIをはじめ、Google翻訳などフリーで使える自動翻訳サービスの精度が向上して、ビジネスの現場でも個人の英語スキルというのがシビアに要求されなくなったのかもしれない。