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題は未定

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さて、今日から1月4日まで8日間は冬休み。

1年前の今日はたしか土曜日だったが、休日出勤をして倉庫の棚卸の手伝いをしていた。そのあと2日間だけ休み、大晦日から5日までは車で30分余りかかる隣町のショッピングモールで品出しのアルバイトをしていた。

 

理由は単純にお金を稼ぎたかったのもあるが、田舎町では自分のようなよそ者かつ独身、中年男というのは技能実習生の外国人以上に怪しまれるし、休みになっても知り合いに会わないで過ごせる場所が皆無だからである。それでわざわざガソリン代と時間をかけて隣町へ行ってアルバイトをしていた。もっと大きな理由は、12月25日頃から毎晩のように続く町内会・青年会の飲み会を「カネがないから仕事出ますんで、お付き合い出来んのです…」と言えば欠席できたからである。とにかく、昨年は11月に折込チラシを見て面接を受けに行ったら、採用担当の若い主任に、

 

「とにかく人手が足りないんで、三が日フル出勤してくれるなら大歓迎です」

 

と、言われ、本当に5日までフル出勤したら、

 

「やっぱり自分の親世代の方は真面目で助かります。また、今度の年末年始もお願いしますよ!」

 

とまで言われた。

 

それに比べると都会はありがたい。自分みたいな独り者でも怪しまれないし、公立図書館とショッピングモール以外にもお金をかけずに過ごせる場所がいくらでもある。来年こそは地方勤務は止めて都会で仕事を得たい。

このブログのネタになるかも?…という愚かな下心で、初めて転職エージェントの人に会った。普通はzoomとかでウェブ面接だと思うのだが。。都内だからといって、いきなりリアルで面談したいってかなり変わり者なんだろうと期待して、待ち合わせ場所に向かった。少なくとも、リクルートエージェントのCMに出てくる、高橋一生さんみたいな爽やかな男性ではないはず。

 

10分ほど前に待ち合わせ場所のファミレスに行くと、既にそれらしい中年男性が立っていた。見た目はサンドイッチマンの伊達さんをスリムにしたような感じで、やり手営業マンのオーラが出ていた。近づくと、

 

「sugarcaneさんですか?アオタです。よろしくお願いいたします」

「こちらこそよろしくお願いします」

 

と、堅苦しい挨拶をしつつ店内に入った。早速、一番の疑問をぶつける。

 

「率直な疑問なのですが、なぜ私みたいな経歴の人間にわざわざ会いに来られたのですか?」

 

すると、アオタ氏はニヤリと笑って、

 

「sugarcaneさんの経歴があまりにもユニークだからですよ。私はこの仕事を20年以上やってきて、延べで千人以上の方の転職をお手伝いしてきましたし、登録された方の履歴書や職務経歴書はさらに多く、1万人以上は拝見しています。その中でも記憶に残るほどユニークなんですよ。また、その職務経歴書の書き方も珍しいんです・・・」

 

とのこと。話を1時間半ほど聞いたが、当人にはさっぱり理解できなかった。とにかく、一部のプロには引っかかるものがあるらしい。海釣りをしていたら深海魚を釣り上げたような、そんな感じのようだ。最後にアオタ氏曰く、

 

「年始にはなりますが、sugarcaneさんにお奨めの案件をいくつかご紹介します。よいお年を!」

 

だそうで。

しかしながら、久しぶりに凄腕の営業マンに遭遇した。初対面の人間相手に、なぜ興味があるのかを1時間半もノンストップで語れるだけでも稀有である。年末の締めくくりには強烈な面接だった。

 

 

夕方、銭湯に行った。アパートに帰ってメールをチェックしていたら、先日の謎面接会社の社長からメールが届いていた。開いてみたら驚いた。曰く、

 

「弊社で就労いただくにはもったいない人材だと感じました。もし、sugar-cane様がよろしければ、当社で依頼している転職エージェントに紹介したく存じます。ついては誠にお手数ながら、先般お預かりした履歴書と職務経歴書を下記エージェントに提供することへの可否をご返信いただければ幸いです」

 

とのこと。思わず、

 

「はぁ、転職エージェント⁈学歴・職歴共に最低ランクなのに?あの社長、『アタオカ』なのか?」

 

と独り言が出てしまった。

即座に断ろうかと思ったが、このブログのネタが1つできる!という愚かな誘惑に負けて、是非とも紹介してください!と返信してしまった。すると、返信してわずか5分後にその転職エージェントから電話がかかってきた!中年の男性の声で、

 

「sugar-cane様でよろしいでしょうか?私、転職エージェント△△△のアオタと申します。もしよろしければ、明日、お住いの近くまで参りますので、1時間ほどお時間を頂戴できればと…」

 

いきなり近所まで来ると?早くも自分の軽率さに後悔したが、開き直って了解した。まさか年末に就活の延長戦があるとは想定していなかった。