ストナンデビュー | ナンパは思いやり

ナンパは思いやり

ラクトがナンパを通じで自己成長し魅力的な人間になることで理想を掴むためのブログです。

9/4初のストリート。 今までクラナンやネトナンなどの活動はしていたが 初めてストリートに挑戦する時が来た。 キッカケは友達から誘われてというものだった。 ストナンは昔から憧れていた部分はあった。 子供の頃から街ですれ違う綺麗な人や 可愛い子をみると目で追っていた。 こういう子を彼女にしたいなとかこういう子とセクしたいなとか。 毎日毎日目移りが凄かったと思う。 そんなことを十数年間もやっていたけど 何をどうすればいいのか分からなかった。 ナンパを始めるキッカケになったのは様々だが 影響力が大きいのはナンパブログの影響だろう。 その辺の話は別記事として初のストリートの話。
時刻は21時。某繁華街。 人が無数に行き来をし、その中に何人も可愛い子が居る。 これからその子たちに声を掛けるのかと思うと 心臓が飛び出るくらいに緊張した。 出来る事なら今すぐ逃げ出したい。 怖い。 変な目で見られたらどうしよう。 負の感情が次々と沸き上がってきて徐々にマインドが削られていく。 それを見ていた友人が まずは慣れるために数人に道を尋ねて見ることを勧めてくれた。 「○○駅はどうやって行けばいいですか?」 普通に道を訪ねているので無視するものは居ない。 丁寧に教えてもらいありがとうを言って別れる。 道聞きなら余裕だ。 次に場所を変えてネグで話しかけてみることにした。 ターゲットを決めて観察する。 いったいあの子の何をネグればいいんだ。 そうこうしているうちにその子は歩を進めていく。 結果後ろから付きまとう感じになりストーカー状態だ。 結局何も思いつかず話しかけられなかった。 頭をフル回転しても何も出てこない。 ボキャブラリーに乏しい事を改めて実感した。 数人ネグを仕掛けようとしたものの誰にも声がかけられない。 心臓はバクバクいって頭はフル回転。 下手にスポーツをするよりよっぽどキツイ。 話しかけられない悔しさからドンドン自信をなくしていく。 いわゆる地蔵のスパイラルというやつだ。 元々人と話すのが不慣れな上に半分ひきこもりの生活をしていた。 コミュ障というのもあって更に自信をなくしていく。 そんな自分を見ていた友人は最高の一言を言ってくれた。 「最初はそんなもんだよ、僕も3時間地蔵して結局話しかけられず帰ったこともある」 その言葉に自分を重ね、道聞きしたことを思い出した。 それよりは出来ているのかなと思って多少楽になった。 とても有り難い言葉だった。 また場所を変え今度は間接法で訪ねてみることにした。 大きなバッグを持ったギャル。 すかさず近寄り声を掛ける。 「ちょっといいですか、○○線に行きたいんですけどどこですか?」 「あっちに行ったところにあるよ」 かなり説明が雑である。 「ありがとう」 もう一歩踏み込んでみることにした。 「そのバッグオシャレだね、どこで買ったの?」 バッグのロゴをさして「ここだよ」 正直何のロゴか全く分からなかった。 頭がパニクった。 「あーそこのやつかー、いいね、ありがとう」 そういって放流した。 近くに服装がオシャレな子が居た。 同じく声をかけた。 「ちょっといいですか、○○線に行きたいんですけどどこですか」 「えっと、ここからだと説明しづらいなー」 といって丁寧に教えてもらう。 「近くまで行くから教えてあげる、こっちだよ」 といって並んで歩く。 「ありがとう、人に聞いたんだけど無視されて困ってたんだ」 「ここはそういう街だから仕方ないよ」 「その服オシャレだね、もしかしてアパレル関係の仕事?」 「美容師だよ、それともう一個ネイルの仕事もしてる」 と並んで歩いて会話をする。 そうこうしているうちに彼女の目的地について 「あとはここを案内板通りに行けばつくから」 といって別れようとした。 「ありがとう、ここをこう行けばいいんだね」 クラナンの経験からか飲み打診はすんなり出来た。 「良かったら今度飲みに行こうよ」 「そうだねー」 気のない返事だ。 「番号交換しようよ」 「えー、なら名刺頂戴」 といって名刺を渡す。 初めてのブーメランが成功した瞬間だった。 気分は最高にハイだった。 連絡が付く付かないはどうでもいい。 初めて街で声をかけてブーメランを成立させたのだ。 こんな自分でもやればできたのだ。 今度は別の間接法を試してみる。 「1時間後に友達と飲むんだけど良いお店知らない?」 数人の女の子に話しかけ反応は良くない。 成果は出なかった。 23時。そろそろ終電だ。 場所を移し帰る前に一人に声を掛けることにした。 ネグでの声掛けだ。 改札から吐き出されてくる人を観察する。 帽子をかぶった小柄な女の子が歩いてきた。 髪の毛が長くサラサラで綺麗だ。 タイプの女の子だ。 ドキドキしながらもすかさず近寄り声を掛ける。 「ちょっといいですか、その帽子オシャレだね」 ガンシカ。心が痛い。 周りから変な目で見られてるだろうか。 逃げ出したい。 「その帽子の中何入ってるの?ハトとか出てきたりして?」 フフッといって笑ってくれた。 「お兄さん面白いね、なにしてる人?」 「漫才師目指してるんよ」 「関西人?」 「いや、関東(笑) 漫才師も冗談やけど(笑)、ねぇそのイヤリング可愛いね」 ピアスをイヤリングといってしまう。恥ずかしい。 「ありがとう」 「それ知ってる、シャネルやろ」 実際シャネルのマークに似ていた。 「違うよーもっと安いもの」 「なんだパチモノか、これで男を騙してるんだな」 ハハと口を開けて笑った。 「面白いねほんとに」 といって会話をしていく。 10分位話をしただろうか。 普通に飲み打診をし番ゲして次の日に飲むことになった。 話を聞いてみると某化粧品の美容部員。32歳。 年齢は驚いた。見た目は25,6に見えたからだ。 「若い子じゃなくて残念だったねー」 といっておちゃらけていた。 「年齢言ったら離れてくれるかと思った」 そんなことも話していた。 実はこの時身体に異変が起きていた。 異様に疲れが出たり、暑かったりすると顔から首にかけて蕁麻疹がでるのだ。 見た目にも分かるくらいボツボツと腫れて酷い有様だ。 その蕁麻疹になったのもあってすぐに別れたかった。 こんな姿を彼女に見せたくなかったのだ。 短いようで長い夜が終わった。 約2時間半の初めてのストリート、番ゲ1のブーメラン1。 アポも決まり浮かれていた。 この気持ちのまままた声を掛けたくなったが 蕁麻疹が出ているので顔を隠しながら そそくさと電車に乗り家に帰った。