ラコという名称は、「Lacher&Co.」の頭文字をとって「LACO」としたことに由来しています。ドイツのフォルツハイムで、フリーダ・ラッハー(Frieda Lacher)とルードヴィヒ・フンメル(Ludwig Hummel)によって、1925年に創業されました。
1940年代に、精密時計のメーカーとして着実に成長を遂げたラコは、その当時、伝説的ともいえるパイロットウォッチとオブザベーションウォッチを製造していました。このどちらのモデルも、22リーニュ(直径 約50mm)のドゥローヴ(DOROWE)ブリッジムーブメントをクロノメーターの精度にまで極めたものが採用されていました。第二次世界大戦時にドイツ空軍のパイロットウォッチを製造・納入していたことはラコの高品質と高精度の証です。
究極の精度が求められるパイロットウォッチの製造だけでなく、ラコは手巻き時計の製造販売でも成功を収めており、1952年からは自動巻の時計も手がけるようになりました。この時代のバラエティに富んだモデルに、ラコブランドのコレクターやファンたちは今日でも強く魅了されています。
この時代のブランドアイコンとしてひとつモデルをあげるなら、「LACO Sport」。この時計に使われたキャリバー552は、ラコで製造されたはじめての自動巻ムーブメントでした。13リーニュ(直径 約30mm)
の手巻きムーブメントである「キャリバー630」という特別なムーブメントは「1957 LACO Chronometer」に採用され、のちにラコのパイロットウォッチにその品質と精度が受け継がれました。
ラコのブランドは、その精度と斬新さで際立っていました。有名なWOOD WATCHやU700という電波時計ムーブメントを開発したのもラコでした。
今日に至っても、人々に感動を与えるような新製品の開発が、ラコの変わらぬ使命であり、受け継がれる伝統なのです。