むかしパニック障害のような症状が頻繁に起こっていた頃のこと。
ある日突然軽い発作が起こり、薬を持っていなかった私は動揺しながらも近くの薬局に飛び込んで、勇気を出して精神を安定させる薬はないかと店員さんに聞いたところ、漢方薬のような薬を勧められ「大丈夫よ！病は気からっていうでしょ！」と明るく励まされて、かえって落ち込んだことがあります。
ちなみにこの薬は残念ながらそのときの私には全く効果はありませんでした。
そのとき落ち込んだのは「病は気から」と言われ、病気だと思うのは気のせいなんだからクヨクヨしない！と、自分の弱さを指摘されていたように感じたからなんじゃないか思います。
その店員さんはそんなつもりで言ったのではないと思いますが、落ち込んでいる人を励ますときって言葉や言い方を慎重に選ばないと危険だなと思うエピソードでもあります。
でも今となっては「病は気から」とは、まさにその通りだと考えています。
気=エネルギーと考えると、先天性の病などは別として、ほとんどの症状はエネルギーの乱れから起こるもの。
生き方や考え方の偏りや生活習慣の乱れから、エネルギー（気）が乱れ、自律神経のバランスが乱れ、体調もメンタルも乱れる。
体調不良は魂からの「生き方を見直して」というメッセージでもあります。
逆に考えると、それらを正常なバランスに整えると心も体も安定して、魂からのメッセージも受け取りやすい状態になります。
本当に「病は気から」なんだなあと思います。
あのときの店員さんがそこまで考えてこの言葉を言ったのかどうかはわかりませんが。
ただ人に何気なく言われた言葉で、ずーっと忘れられないのは、何か自分にとって重要な意味があることが多く、今やこの言葉はまさに自分にとっての人生のテーマとなっています。
全てはエネルギーです。エネルギーのバランスを整えると人生まで変わってきます。やっとそれがわかるようになりました。
あのときの店員さんは、未来の私に向けてメッセージを伝えてくれたのかもしれないなと思います😊