蒼き衣を纏う者は見つけられず
あれは雲ちがうか王蟲か
本番前の花火打ち上げ台に朝日が射します
夜には何万人を魅了するステージになるでしょう
さて
先週ブログ更新ができず
バタバタしておりました。
その理由がこちらの
新作ペンダントのワックス原型
この完成した原型を
今月7月の1日に
東京の鋳造業社さんに
送っていたのですが
今月中頃
先方からのメールで
梱包解いたらこの状態でしたと
画像が添付されていました。
衝撃のバラバラ事件
大きな亀裂もあるよ
このまま銀に鋳造すると
修正できなくなるため
なんと!
なんと‼︎
工場の方で
亀裂や折れたパーツを繋ぎ直して
から鋳造してくださるとのこと
素晴らしき神の如き提案を
していただきまして
お任せした次第です。
そしてそして
待つこと2週間
届きましたーやったー
長かった
治してくださる手前
早くとは言えず
明日来るかな
明後日かなぁ
神棚に毎日
手を合わせて祈ってました。
さぁ届いた
2日で仕上げますよっ
ここから脅威の
48時間耐久研磨がはじまる
スケジュール2週間分取り戻さないと
それでは
ジュエリーになる前の
未研磨の銀を
ここでご披露しますね
一見みたとこ研磨されていますが
顕微鏡で覗くと🫣
ザラザラしてるんです
大きな亀裂があった場所👇
角も溶けとる事なく
しっかり塞いでくれています
感動🥺
バラバラだったバチカン
こんな細いところも
ちゃんとくっついてます
感動🥹
透かし部分は?
途切れることも
変形もなく素晴らしい完成度!
裏側もバレル研磨だけですごく綺麗
透かし中央の石座は
爪の欠けもなし
今回はおしりに湯道を付けてもらいました
湯道は溶けた銀が鋳型へ注がれた跡です
へその緒と
ボクは例えてます。
型取りするときにまた使うので
へその緒はまだ付けておきます。
キャスト技術も進化しています
10年前20年前より
歪みや引けが見受けられません
感動しました
僅かな巣もなく
造形したまま銀になる!
ということはこちらの研磨や整形も
ほんのちょっとの手間で済むということで
とてもとても有難いことです
こんな複雑な形のジュエリーつくる作家
他にはあまり居ないだろう
手間のかかる仕事ばかり依頼して
キャスト職人に嫌われてないだろうか
シンプルなデザインが持て囃される
昨今の日本のジュエリー市場で
この精密な鋳造技術を含め
もっと皆さんに知ってもらいたい
日本人の職人魂
本場ヨーロッパにも負けない品を
ガンガン作って行こう
次週は研磨した品をお届けできるかな?
研磨したマスターはすでに東京へ
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