ジュエリーの目利き 作りの良いジュエリーの見分け方 加筆版 | ハンドメイド製作所 ジュエリー工房見学ツアー

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東京~フィレンツェで広く彫金を学び、全国を自転車で旅したジュエリー作家たかはしひろがプロデュースする
自然をテーマにしたジュエリーと、
工房ブランドMars&Marsay(マーサーマーセー)の成長を記したブログ。めざせ奨学金の完済!

こんにちは

 

ハンドメイドジュエリー作家

たかはしひろです。

 

 

野菜やお魚を選ぶときに、いいものを選ぶ目利きというものがありますよね

 

ちょっとした知識で、良質なものを見抜く知恵のようなものです

 

実はジュエリーにも良いものと、そうでないものを見分けるポイントがいくつかあるんです

 

それが分かれば違いのわかる人になれますね拍手質の低い品を高額で購入することもなくなりますバイバイ

 

 

今日はそのポイントを作り手側の立場からご紹介しますねウインク

 

 

 

それは、ジュエリー職人がつい見てしまう場所キョロキョロひと目で職人の腕前がわかっちゃうところです。滝汗

 

 

 

ちょうどいいタイミングで、さくらのピンブローチがキャスト(鋳造)を終えて銀になりましたので

こちらで見てみましょう虫めがね

 

まだ湯道(ジュエリーのへその緒)がくっついている生まれたての赤ちゃんジュエリー

 

ここで質問上差し

こちらはもう磨かれていると思いますか?これから磨くと思いますか?

 

ぱっと見きれいですよね。

 

 

昨今ジュエリーキャスト(宝飾鋳造)の工場では、キャスト上がりの表面処理を

 

精度の高いバレル研磨機で綺麗にしてくれます。ひと昔前よりも仕上がりがきめ細かい

 

バレルというのは洗濯機のようなイメージ台風

 

洗剤(研磨剤)を入れて回転槽でジャブジャブと洗ってくれます。

 

 

この状態でも充分綺麗なので、このまま売ってしまう作家さんもおられます

 

でもこれは鋳造皮膜を剥いだ状態で、まだ磨く前のものです。

 

 

 

 

それでは改めて工程を進めてみましょうキョロキョロ

 

下の花だけすこし研磨を進めた状態です、上下で見比べてみてください。

 

 

分かりにくいのでアップにしますサーチ

 

 

下の花の花びら2枚だけ磨いてみましたキラキラ光沢の仕方が違うのがわかりますか?

 

上の花は未処理のままです、表面がザラザラしていたんですね

 

これだと表面積が広いためにすぐにくすんでしまうし、硫化による変色も早いです。

 

 

でもここまでアップにしないと分かりません、目利きするには不向きな方法だと思うかもしれませんチュー

 

 

例えばWeb販売など、商品のアップ写真があれば、地金の肌を確認してみてくださいサーチ

 

商品写真に

クローズアップの画像がある場合は、しっかり磨いている作家です。

それとは逆に、磨きに自信がない作家はだいたいアップで撮影はしませんほっこり

 

 

この方法は雑誌やWEBなど写真掲載している場合に限られますね目

 

 

それでは本題

 

誰でもひと目で、腕の立つ職人がつくったジュエリーかを見分けるポイントは

 

宝石を留めている爪の大きさを見てください。

 

けん爪、平爪、丸線爪に拝み爪と、爪の形はいろいろですが見るところは大きさです。

 

 

どういうことか

 

先ほどのさくらの空枠で説明しますと

 

花びらの根元に5本の爪が立っていますね。

 

宝石を中央の石座に乗せて、石の上へと爪を畳むわけです

 

つまり爪が大きいと、それだけ宝石が隠れてしまいます。ぶー

 

こちらの上下の花の、それぞれの爪の大きさはどうでしょう

 

下の花の爪は、上のものに比べてちいさく綺麗に整えてあります。

 

ジュエリー職人の腕は、宝石を如何に綺麗に大きく魅せるかで決まりますゆめみる宝石

 

よって熟練者ほど爪は極力ちいさく、目立たなく作るんです。

 

 

 

経験が浅く、宝石が外れてしまうことを恐れる作家ほど

 

爪は大きくなるということ滝汗

 

職人の世界では、大きすぎる爪は未熟者の証なんですゲッソリ

 

 

 

 

製作者のボクが、なぜこんな怖いことを吐露するかと言いますとうーん

 

近年のハンドメイドブームにより、経験の浅いインスタント作家がかなりの勢いで増えています手手手ワァー

 

作家人口が増えることは喜ばしいことなのですが、その数に圧され本業の職人がつくった品が埋もれていますアセアセ

 

ここで買い手側のみなさんに、良いジュエリーの見分け方を身につけてもらえれば

 

長い時間かけて技術を習得してきた、良い品を作る作家が生き残ることができますニコニコ

 

 

作りの良さだけでは選ばれないことは承知しておりますウインク

 

でもここは日本です富士山製品の作りの良さで世界で勝ってきた国合格

 

ハンドメイドの販売競争は年々熾烈を増しています

 

その中から質の高い良い品が選ばれることが

 

ボクの願いでもあり、それがお客さんの笑顔に繋がると信じていますニコ

 

 

 

 

こちらからぼくの作品をご覧になれます、気に入ったら是非お求めになってください。ウインク

 

ジュエリー作家がつくるハンドメイドジュエリーの新ブランド

Mars&Marsay(マーサーマーセー)ぞくぞく新作製作中ですキラキラ

個性的なレースジュエリーを、お求めやすい今のうちにどうぞビックリマーク

 

      

                      

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カメラのことも勉強しながら、これから多くの方たちに見てもらえるように、どんどん撮影していきますのでフォローをよろしくお願いいたします。ニコニコ