大転子ランニング | フルマラソンだっちゃ

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運動経験0のらきの特技はのんきに走ること。興味とあこがれからはいっちゃったランラン生活。ブログタイトルから世代がわかるよね。

「大転子ランニング」は

みやすのんき氏が1月末にだされた

「三冊目」のスポーツ書籍で提唱された言葉です。

(著者名に既視感のある方へ 注*まじめなランニング書ですよ)

 

じつは 

私が大阪ハーフから京都マラソンにかけて

やったことは「これ」だけだったりしました。

 

もともと

去年の夏から「一冊目」を元にフォームを探っていました


逆Y字の骨を理解すると足裏の痛みがなくなると

父鬼峠で海水さんに話したり

 

どんぺけさんに

巻き上げはCDケースを振る原理らしいと

加古川の打ち上げで

語ってたのはこの「一冊目」からです。


だいたいは

ここに書いてあることを実践すると

体はYESと反応します。

 

ただ「一冊目」は

すごくわかりやすい部分と

曲折難解な部分が混在していて

なかには

どれだけ読んでも何を言いたいのかわからない部分もあり

ものすごい勢いで書かれたんだろうなぁと思います。

また

若干 誤解もあるというか

例えば

骨盤前傾と反らし腰を同様にとらえて否定する部分などもあり

そうなると

主説も全肯定をしてよいかわからなくなってきたので

徹底的に自分で実験してから

いつか感想を書いてみようと思っていました。

 

これに本気でとりくみたいと決めたのは

この度の「三冊目」です。

ちなみに「二冊目」はウォーキング書なので「三冊目」の補助で読みました。

 

「三冊目」は大阪ハーフの前々日くらいに刊行されました。

 

ふくらはぎの違和感で大阪ハーフの練習を開始したのは

1月11日からで

そのときも「一冊目」に書かれていた

トルクとシザースを核にしました。

夏からの試しで楽にペースに乗れると感じていたので。

でも付け焼き刃で耐久性が追いつかなくて

腰やらチョウケイやら膝やらが

痛みだしたのをだましだましでしたけど。。。

 

「三冊目」が出るのは知っていましたが

落ち着く方がよいと思い大阪ハーフ後に手にとりました。

 

数ページ読んで すぐ

これをフェルデンクライスのフィルターに通すと

面白いかも?と思って海水さんにメールしました。

おいそがしいのに読んでくださってありがとう。
うかがいたいこと
たくさんありますが なかなかまとまらない。
ぼちぼち またお話の機会があればと思います。

 

そして

私も 篠山までこのフォームで乗り切って

さらに追求していきたいと思っているところです。

それで

ランニング書としての感想と

今回やったことを書いておきます。

 

○「サブ3」とタイトルにありますが

「サブ3」をめざすための本ではありません。

 

○ランニングのフォームについて書かれています。

いかに楽に走るかという追求だと思います。

 

○うっかりはまると力を抜くほどペースが乗ります。

(篠山で前半のペースコントロールができなかった原因でもあります)

○ペースがあがるのはよいことですが

それに筋力(着地筋)や心肺(乳酸閾値)が伴わないと活用できないので

そのトレーニングについては他を参照する必要があると思います。

私はその点はやはりダニエルズが王道かと。

ダニエルズを基盤にした上で岩本式を試したいのが来季です。

 

○フォームについて新しいことばかり書かれているわけではありません。

でも切り口が新鮮です。 

リディアードの著書でも「膝を高くあげ足をできるだけお尻の下にひきつけてから前に運ぶと」テコの原理から回転率があがると書かれていますが

これを文字通りに実践すると

「膝を高くあげる」+「足をお尻にひきつける」=非常に疲れます。

この持久力をつけなければいけないのかと思っていましたが、

同じ動きをこの本を通すと無駄な力を抜くことによって体現できます。

リディアードも同じことを伝えたかったのかもしれませんが

「そのとき」体のどこに意識をもってあるいは無意識にしておくとよいのかを

追求されているのがこの本です。

 

「三冊目」を読んだときに

私の理解と異なったことが書かれていた箇所を試しました。

その結果 チョウケイと膝の違和感が緩和されたので

京都マラソンまでを

フォームを徹底的にみなおす期間にしようと思いました。

 

最初はケンケンから10分スローシザースのみ。次に30分。少しjog・・・

「三冊目」にはやり方が丁寧に解説されています。

地味にがまんして ゆっくりすすめました。

京都を最長ロング走として
このチョウケイに楽なフォームを固められたらいいなという計画です。
他をしない点が不安でしたが足は持ちました。
チョウケイの違和感が後に残らなかったので無事篠山にむかえました。
ただ
そういった目的でなければ
直前 二週間でフォームをいじるのはよくないと思います。
どのみち 
ハーフでチョウケイが痛いなら
フル2本は走れんと思ったから賭けてみました。
 

慣れるまで色々痛いところがでるのは

新しい筋肉や筋を使うので当然だと思いますが

急檄な酷使は故障につながります。

量を少なくしていても痛みはでました。

痛みが続かないよう強度を落としました。

それでも悪化するなら体にあっていない、

もしくは違う動きをしているから中止して見直す。

フォームをいじるにあたってこれを目安にしました。

 

○一度 実践する度に 一度読み返し

誤読がないか 理解が足りないところがないか確認しました。

案外 抜けているものだなぁというのが私でした。

次の回で修正。

そのためにも量を走ることを避けたのはよかったと思います。


○練習中は股関節をつかうということで

股関節、大転子のストレッチをしらべて補助にしました。

痛みがでようと出まいと水シャワーで冷却しました。

 

○腰の違和感は治らなかったので筋膜リリースでほぐしたら治りました。

腰の疲労は新しいフォームでは蓄積されないものと考えられます。

体幹部がなんばの動きをしていると知っていながら

手と足が交互にでていることを体幹にひねりがあると思い込んでいた脳内の矛盾で

変な力みが腰にきていたのだと思います。

写真で確認しましたが実際には私は以前からひねっていませんでした。

それでも痛みが出るのだということも発見でした。

篠山マラソンの写真から他のランナーさんのフォームを無作為にみたところ

ひねっていない人の方がやや多いと思います。

みやす氏は手足が交互に出るのは切り返しだとされています。

私には実際にどうなってるかをはかるには早すぎる動作なので切り返しだけ意識しています。

 

○骨盤起動が基本ですが、

作用する肩甲骨まわりの筋肉の柔軟性も大事かと思います。

 

○「一冊目」の謎は「三冊目」でほぼ解けます。

どちらを先に読むか、今なら「三冊目」から?

でも「一冊目」も読む方がよいです。

「二冊目」はウォーキングの側面から書かれています。

 

○京都と篠山では「三冊目」を一旦意識からはずしました。

以前からやっていたトルクとシザースだけにもどし

チョウケイに違和感がでたときのみ「三冊目」を頭で反復しました。

 

○フォームは最終的に個人の「癖」(=体の歪みなど)に融合し

さらに

9m/km〜を30s刻みでコントロールできるようになって

↑もちろん時計をみながらです。

完成だと思っています。

まだ まだ 途上です。

 

まず本が好きな方。

(フォームの本は斜め読みすると危険なので大前提です。特にこの本はそう感じます。)

楽に走る=長く走られる=後半を走られる ことを探る方

(力で押すピークを越えた市民ランナーの伸び代)

自身にあうあわないは別にして

フォームについて新しい切り口に興味がある方におすすめします。

 

○トレーニング方法も「三冊目」に書かれていますが

 

トレーニングはフォームより個が重視されるから一例として

そこは各自の方法でよいかと思います。


○ダイエットに関しても書かれていますが
ここは否定も肯定もなく、
ただ炭水化物ほしいわぁって思っています。

 

 

※今回、みやす氏への敬意から

本の内容が推察される抜粋をさけています。

なんのこっちゃの単語を多くつかっていますがご了承ください。

 

アマゾンリンクは便利だからでアフィリではありません。

ご興味の方は

本屋さんで一度手にとってみてください。

 

一冊目

 

 

二冊目

 

 

三冊目

 

 

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