ACHICO'S Blogワタシのフツーのイタリア生活 -5ページ目

仕事疲れ

今週は仕事がハードだ。とはいえ、量が多いわけではなく、質が重いのだ。

私の担当と言うわけではないけれど、毎夕、私が中心に活動などをする利用者さんがいる。この人は施設の最古参で、非常に重い精神疾患(人格障害~妄想癖(特に被害妄想)、偏執性、攻撃性、などなど…)を持っている。年齢は50歳手前だが、認知、知能は小学校中学年くらいだ。

このところ症状が悪化していて、毎日この利用者さんの動きや生活のケアをする私は疲労困憊…今週は特にひどい。出勤時にいきなり「お前は働く資格がない」と怒鳴りつけられたり、他の利用者(彼と仲の悪い)をえこひいきをしているとか、お前がいるからどこどこには行かないとか、腐った肉を食べさせられたとか…関わりの多い私に特に多く言いがかりを付けるので…正直、かなり滅入っている。一日中、大きな声で怒鳴り散らしているので、施設全体のストレスになってしまっている。

病気のせいだと分かっていても、人として共感、同調するのも難しく…プロフェッショナルなら我慢しろ、という事なんだが、口で言うほど簡単には行かない…。今日はさらに同僚から心無い言葉(本人はアドバイスのつもりだったらしい…)を浴びせられ、勤務中にも関わらず思わず涙が溢れてしまった。頑張ってるのに何で分からない人にこんなこと言われるの?という苛立ちの気持ち、自分が非力に、無能に感じられて…。他の同僚から励まされ、何とか気持ちを立て直せたけれど…正直、とても辛い。。。

明日は金曜日。何とかやり過ごして週末に辿り着きたい。。。

トレッキング再び

天気の良い日曜日。
先日失敗?したトレッキングのリベンジをする事になる。今回は家から車で15分ほどの近場で、お城の跡と教会をつなぐ短いコースを選択。水とパニーニを用意してのんびりでかける。

しかし、出発してみたものの…道が無い(泣)。通りがかりの人(「道はあるけど、危ないよ~」と言われた…)に教えてもらって半ば無理矢理山道に入る。前回同様、この道も現在は使われていないらしく、手すりなどの状態が非常に悪い。しかも、手すりの向こう側は断崖絶壁の部分もあり…。それでも何とか荒れ果てた城趾に辿り着く。今にも崩壊しそうな様子。これは確かに危ない。。。

その後は時折、厳しい登り坂があったものの、比較的順調に進んで目的地の教会へ。ここでパニーニを食べて昼食休憩。
photo:01


後半戦は途中でカワイイワンコに会ったりしながら、全くすんなりと散策を楽しむ。

その途中、泥の上に残っていた足跡…。長さは7cm位?狼のもの。夜になると人里まで降りてくるんだそうだ。お会いすることなく済んで良かった…。

photo:02






iPhoneからの投稿

トレッキング

先週末、手持ちのガイドブックを頼りに自宅から30分ほどの山に旦那様とトレッキングに行った。

コースは初級。山頂の周囲を廻る7kmの道のりを4時間かけて歩くというもの。

しかし、昼食を買いそびれた上、ガイドブックが古かったせいであるべき道が山崩れで消されていたり…道を見失って森に入ってしまう(旦那様の判断ミス…)有様。このまま遭難するんじゃないかと気が気ではなかった。

10時半に出発してから4時間以上歩き続け(この時点では、駐車場から7km離れた国道を歩いていた)、空腹と疲労でもう無理だ~と思った所でレストランを発見!すがる思いで入ると、お店のスタッフさんたちが歓待してくれ、遅い時間にも関わらず昼食を用意してくれた。しかも大量で(サラミ盛り合わせ、ポレンタのフリット、プリモ3種盛り合わせ、仔牛肉のオーブン焼き、チキンフライ、パンナコッタ…)とても美味しかった。

結局、お店の方に車まで送ってもらって帰宅。とにかくヘトヘト。なんだかんだで楽しめたから良いけれど、次回はもう少し調べてから行こうと心に決めた(笑)。

途中で出会ったロバの親子。とっても人懐こくて、いっぱいナデナデした。
photo:01






夢を見る

病欠も今日で終わり。昨日、一時的にかなりキツい時があり、明日までに改善しなかったら大きい病院に送るよとお医者様に言われ…内心ヒヤヒヤしながら薬を変え、やっと一山超えた感がある。胃痛がまだ強いが…よく考えれば、私は胃炎持ち。。。体調が悪い時はどうしてもここに出やすいので、少々痛いのは当たり前なのかなと自分をごまかし…。明日はバッチリ出勤したい。

今日の午後、食後に昼寝をしている時に、日本にいる夢を見た。いつも、夢の中はイタリア語で統一されている(日本人の友人などもイタリア語を話す…)のだが、今日は日本語だった。
今年95歳を迎えた祖母に「近所のショッピングセンターに連れて行って欲しい」と頼まれ、私は「え~、病欠してるから家から出たくないけど…ま、いっか、明日には職場戻るし」と、出かける準備を始める、と言うもの。
はた、と目が覚め、自分がどこにいるのか分からず、ああ、ばあちゃん連れて車出さなきゃ…と思った所で「?」…ああ、あたし、日本にいないんだわ…こりゃ、ばあちゃんの買い物は無理ね…。混乱した自分を滑稽に思う気持ちと、諦めの気持ちが混ざった様な感覚。久々に日本と自分の今いる場所との距離を感じた。遠いんだな、これが…。体調が悪くなったせいで、感傷的になっているのかもしれない。(それとも「こころ」のせいか?)

何となく、郷愁の想いにかられている。秋が近づいてきているからかも知れない。

初・病欠勤

先週半ば、旦那様がウイルス性胃腸炎にかかった。あまり熱を出さない人なので、39℃近くあると聞いてちょっとびっくり。にも関わらず、たった一晩で平熱に下げる根性にもびっくり(笑)。

私はまんまとそのウイルスを貰い受け、土曜日から寝込んでいる。幸い熱は無いが、激しい胃痛と腹痛、頭痛に襲われ、熟睡できない。

体調不良のまま月曜日を迎え、やむなく病欠。お医者さんには水曜日まで休むようにと言われ…え~、そんなにかかるの?と思いながらも、診断書に記載されるので、休み決定…。

余りに暇なのと、頭痛が治まってきたので、寝床で本など読んで過ごす。先ほど、漱石の「こころ」を読み終え…ますます暗い気持ちになる(T . T)。。。体調の悪い時に生き死にの関わるお話は良くなかったか…。