このお話はこれで最後にします。
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未だに不思議ですが、こんな話があるのでしょうか?
デューンの死の知らせを、
そこら辺の犬という犬が遠吠えで伝令して20キロ以上離れたアリュールのところまで届けたのです。
もちろん、どこから始まったのかは分かりませんが…。。
私が実家を出た後、デューンは玄関から顔を出して、ずっと私が帰った方向を見ていたそうです。
そして、突然バタッと倒れて何か吠えようとして声にならない感じであの世へ行ったそうです。
。。。
それから14〜5年が経ちました。
アリュールは15才を越え、心臓を悪くし薬を飲ませていました。
腰も悪かったので、夕方にトイレに外に出しても感覚が狂う事があるので、夜中にトイレ散歩をしたり、散歩の時にはタオルを胴体に回して上から吊るようにして歩いていました。いわゆる介護みたいな感じです。
私はその頃からしきりに、
⑧でお話ししたデューンとアリュールの遠吠え劇を急に思い出しすようになり、事あるごとに
「この犬は死に関わる時に遠吠えをする」
「この犬は死に関わる時に遠吠えをする」
と、こういうフレーズが何回も頭をよぎりました。
アリュールは調子が悪い日もありましたが、
だんだん元気になって来ていたある日、
朝ご飯をよく食べたので
「なんか元気になって来たね」と言い
耳掃除をしました。
いつも通り、耳を持つとゴネゴネするのです。少し逃げようとする耳を捕まえて綿の布にローションを付けて耳掃除をするのは日課でした。
そして調子が良いので庭のゲージに入れ、私はその周りの草むしりをしました。
草をむしる手がアリュールに近づくと、ゲージから鼻を出して手を鼻でフンフンしてくるので
「これこれ
」と言いながら、草をむしっていたら、
突然バタッと
ゲージの柵に寄りかかるようにしながら倒れてしまいました。
まるで機械の電池が切れたような…、陶器の置物のようにゴトンと横たわったアリュールは
身体中の力という力を振り絞って
ワォーーー
ワォーーー
ワォーーーン
と3回遠吠えをしました。
この時は、本当に吠えました。
そして動向が開いてガラス玉のような目になってしまいました。
その目は、
薄い水色で
空とも虚とも、
悲でも怒でもない、
また、
喜とも愛とも優とも違う
なんとも言えない美しさで
これを表現するとしたら、
あの世を表す色に見えました。
時が止まるような、
前後も上下もない世界のような美しい色というか、
それを見た瞬間の状態が儚くもあり、
美しくもありました。
そして次の瞬間に雀蜂がどこからともなく飛んで来て、アリュールの身体の上をぐるりと一周まわって、飛び去って行きました。
私は、その時、
何かが連れて行った
と、そう思いました。
。。。。
向かいのおばあさんや、近所の人が、
すごい吠えた声で何があったのか驚いていました。
そのくらい、あの世に行く瞬間に
遠吠えをしたのでした。
これは悲しい話というつもりで書いたワケではありませんが、結果としてそうお感じになったらすみません。
私はというと、
この件が起きた少し前に見た番組のおかげで、救われました。
それから、その家に住むのがイヤになり家を建てて引っ越ししまして、、飼いたいなと思いつつもまだ犬はいません。
知能指数から入ったお話ですが、犬の賢さには関係なく、犬という愛すべき存在の力をお話したかったのです。
ちなみ、お釈迦様の教えをたまたまテレビで見ていたのですが、あまり悲しまないように、見せられていたのかなと思います。
ペットが亡くなると、悲しんで話いけないと言います。
帰るべき場所に帰れなくなるからだそうです。
私達はそれから思い出の詰まった家に住み続ける事ができないと、家を建てる事にしました。
神棚の壁の色を決める時、
ガラスのタイルを探している時に、
あの、
忘れる事のできない美しい青い色を見つけました。
神様のもとに行ったんだという事にして、その色を神棚の壁にしました。
そして、家が建って内装工事をする時に知りました。


