こんにちは。LAC語学教室の中国語講師邱です。
〜友人の飲み会からビジネス宴会まで〜
日本と中国は地理的には近い国ですが、飲酒や食事の文化には驚くほどの違いがあります。今回は、友人同士の飲み会から、少しフォーマルなビジネス宴会、そして日本人が参加するときのアドバイスまでをご紹介します。
友人同士の飲み会:乾杯はお祭り!
日本の飲み会では、最初の「乾杯!」のあと、それぞれが自分のペースでお酒を楽しみますよね。ところが中国の友人同士の飲み会では、乾杯は一度では終わりません。
「ガンベイ!(乾杯!)」の掛け声とともに、一気に飲み干すのが伝統的なスタイル。最近は少しずつゆるやかになってきていますが、特に友達の誕生日会や同窓会では、主役が全員から乾杯を迫られて「乾杯マラソン」状態になることも(笑)。
料理も豪華で、回転テーブルに乗り切れないほど並ぶのが当たり前。友達同士だからこそ「これ食べて!」「もっと取りなよ!」とどんどん勧められるので、ついつい食べすぎてしまいます。
ビジネス宴会:乾杯は礼儀と信頼の証
友人同士の飲み会がにぎやかなお祭りだとすれば、ビジネス宴会は礼儀の場です。
乾杯を始めるのは主催者や目上の人で、部下や若手はグラスを少し低くして合わせるのがマナー。これは「敬意を示す」サインです。また、相手の目をしっかり見て乾杯することが大切で、中国ではこれが信頼関係を築く一つの方法とされています。
料理も非常に豪華で、「残す=十分にもてなした」という文化が長く続いてきましたが、近年は「光盤行動(残さず食べよう運動)」の影響で、企業の宴会でも食べ残しを減らす意識が広がっています。
日本人が参加するときのアドバイス
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乾杯=一気じゃなくてもOK
全部飲めなくても、相手の目を見てグラスを合わせれば誠意は伝わります。 -
グラスの高さに注意
目上の人と乾杯するときは、自分のグラスを少し低くすると好印象。 -
「もうお腹いっぱい」は素直に
最近は健康志向も広まっているので、遠慮なく伝えて大丈夫。 -
お酒が弱いなら早めに宣言
「体質的に弱いので」と言えば、お茶やジュースで乾杯するのも一般的です。 -
一番大事なのは楽しむこと!
量よりも「一緒に盛り上がったか」が評価されます。
中国の飲酒文化は、友人同士では「楽しさを共有する時間」、ビジネス宴会では「礼儀と信頼の場」として、それぞれ異なる顔を持っています。
日本人にとっては驚くことも多いですが、その違いを理解しながら参加すれば、きっと一層楽しい経験になるはずです。