こんにちは。LAC語学教室の中国語講師邱です。
昨日は母の日でしたね。日本では、カーネーションを渡したり、「いつもありがとう」と伝えたり、なんだか心が温かくなる日です。でも中国は、ちょっと違います。もちろん感謝もします。
でもその前に、「プレゼント何にする?」「红包(お小遣い)は?」「家族LINEにメッセージ送った?」など、“イベント対応能力” が試されます。
中国人、祝日になると急に忙しい。しかも中国には、正式な祝日だけじゃなく、「え、それもイベントになるの!?」という日が大量にあります。
今日は、日本のみなさんに“にぎやかすぎる中国の一年” をご紹介します。
① 春節(旧正月)
中国最強イベント。
日本のお正月+お盆+ゴールデンウィーク+親戚会議を全部混ぜた感じです。この時期、中国人は民族大移動します。
駅:人。
空港:人。
高速道路:人。
どこを見ても、人。
そして親戚に会うと、必ずこう聞かれます。「給料いくら?」「結婚まだ?」「子どもは?」逃げ場なし。でも餃子が大量に出てくるので、なんとか耐えられます。
② バレンタインデー
中国のバレンタインは、かなり戦いです。花束は巨大化し、レストランは予約戦争。SNSには、「彼氏から999本のバラもらいました♡」という投稿が流れます。
見た独身者:「へぇ〜……」(そっとスマホを閉じる)
ちなみに中国では、恋愛イベントが異常に多いです。2月14日だけじゃありません。七夕もある。さらに「520(愛してるの発音に似てる)」の日まである。
中国人、恋愛をイベント化する能力が高い。
③ 清明節
日本でいうお彼岸みたいな日。お墓参りをします。でも最近は、
・紙のiPhone
・紙のブランドバッグ
・紙の高級車
まで燃やします。「あの世でも生活レベルを下げたくない」という、強すぎる家族愛を感じます。
④ 子どもの日(6月1日)
中国の子どもの日は6月1日。……なのですが、なぜか大人まで盛り上がります。SNSには、「私もまだ子どもです♡」と言い出す30代、40代が大量発生。会社によっては、お菓子が配られることもあります。
つまり、精神年齢が低いほど楽しい祝日です。
⑤ 端午節
ちまき(粽子)を食べる日。でも毎年、「甘い派」VS「しょっぱい派」の戦争が始まります。中国人、食べ物の話になると急に本気。ちなみに私は、無料ならどっちでも派です。
⑥ 七夕(中国版)
中国にも七夕があります。織姫と彦星のロマンチックな日……のはずなんですが、最近は完全に“中国版カップル感謝祭”。
レストラン: 「カップル限定コース♡」
ホテル: 「愛の宿泊プラン♡」
SNS: 「恋人いない人、生きてる?」
突然、世界が独身に厳しくなる日です。
⑦ 教師の日
中国では9月10日が教師の日。学生たちは先生に感謝を伝えます。でも中国の先生、普段かなり強い。
宿題:多い。
テスト:もっと多い。
プレッシャー:さらに多い。
だから教師の日になると、生徒たちは一瞬だけ優しくなります。「先生、いつもありがとうございます!」
先生: 「じゃあ宿題2倍ね」
生徒: 「感謝返してください。」
⑧ 中秋節
月を見ながら月餅を食べる日。でも実際は、「今年、誰から高級月餅もらった?」大会です。高級月餅になると、箱のほうが高そう。そして毎年、誰かが言います。「正直、月餅そんな好きじゃない。」でもまた食べます。伝統だから。
⑨ 父の日
母の日に比べると、少し存在感が薄い父の日。
お父さん本人も、「別に何もいらないよ」と言います。でも本当に何もしないと、ちょっと寂しそう。
中国のお父さんは、不器用です。
・娘が買った健康茶を毎日飲む
・息子が送った謎のマッサージ機を使う
・家族写真を待ち受けにする
静かに愛情を表現します。
ちなみに中国では、お父さん=Wi-Fi修理担当。ネットが遅いと、とりあえず呼ばれます。
⑩ 独身の日(11月11日)
最初は、「恋人がいない人の日」でした。
でも今では、“世界最大級のネット通販セール”
になっています。つまり、孤独を感じる日が、財布も軽くなる日に進化しました。
中国人、商売が強すぎる。
⑪ クリスマス
実は中国でもクリスマスはかなり人気です。
ただ、日本みたいな「しっとりロマンチック感」は少なめ。中国のクリスマスは、「とりあえず盛り上がれ!」です。
巨大ツリー。
巨大イルミネーション。
巨大スピーカー。
全部デカい。
そして若者たちは、「クリスマスだから」という理由だけで集まります。もはや宗教ではなくイベント。ちなみに中国では、クリスマスイブにリンゴを配る文化があります。
「平安夜(クリスマスイブ)」の“平安”と、リンゴ(苹果)の“苹”の発音が似ているから。中国人、語呂合わせが大好き。
⑫ そして母の日
最近の中国では、母の日もかなり大事です。ただ、日本みたいに「ありがとう、お母さん」だけで終わりません。
中国の母:
「気持ちだけでいいよ〜」
5分後:
「最近スマホ重くてね」
「肩こりがね」
「冷蔵庫も古いのよね」……察する力が必要です。
最後に
中国の祝日は、とにかく熱量がすごいです。食べて、集まって、写真を撮って、また食べる。正直、ちょっと疲れます。でも、その“にぎやかさ”が中国らしさなのかもしれません。日本の静かな季節感も素敵ですが、中国の「全力イベント文化」も、なかなか面白いですよ。