メキシコの大学生大量失踪事件、当局が男4人を拘束 | clandestina

clandestina

foto del mundo

未知の世界へ 

メキシコ南部のゲレロ(Guerrero)州では、麻薬組織が長い間、血なまぐさい縄­張り争いを繰り広げている。9月に発生した学生43人の失踪事件は、同州で頻発してい­る誘拐・殺人事件の一例に過ぎない。この事件はまた、組織犯罪が自治体に深く浸透して­いることを示している。(c)AFP

メキシコ・ゲレロ州で先月26日に大学生43人が行方不明になった事件に関連して、メキシコのヘスス・ムリーリョ・カラム司法長官は27日、事件に直接関与したとされる2人を含む男4人を拘束したと発表した。カラム長官は記者会見で失踪事件に関与した4人を拘束したと発表。同国のメディアは治安部隊が地中から発見した遺体が行方不明の学生の可能性があると報じているが、長官はそれには言及せず、質問も一切受けなかった。これまでのところ、少なくとも30の遺体が地中から発見されたが、捜査当局はどの遺体の身元も確認されていないと説明している。
長官は拘束された4人が犯罪組織「ゲレロス・ウニドス」のメンバーで、大学生の行方不明事件に重大な関わりを持つ可能性があると述べた。検察はこの組織がイグアラ市と同市と隣接する町コクラの警察と共謀して大学生を拉致したとみている。

炭酸飲料消費量、メキシコで減少
メキシコでは糖分の多い清涼飲料に対する税金を今年導入してから、過半数の消費者が砂糖入り飲料の摂取量を減らすとともに、炭酸飲料と健康問題を関連づけるようになっている。公衆衛生啓発団体が13日に公表した調査結果で明らかになった。8月に行われた調査の対象者1500人のうち、半数強が昨年と比べて砂糖入り飲料の消費量を減らしたと回答し、98%が炭酸飲料の摂取は糖尿病や肥満のリスクを高めると考えていると答えた。それでも週に3リットル以上炭酸飲料を飲むと回答した人は5分の1に上った。ただし昨年の調査では、その割合は4分の1だった。
メキシコ政府は1月、過体重に関連した疾病の治療コスト上昇を受け、砂糖入り飲料に追加で1リットル当たり1メキシコペソ(約8円)の税金を課すことを決めた。一説によると、メキシコ国民1人当たりの炭酸飲料消費量は世界で最も多いという。メキシコ最大手の清涼飲料メーカーであるコカ・コーラ・フェムサの2014年上半期の国内の炭酸飲料販売量は前年同期比6.4%減となった。同社は販売量減少の理由に税金と天候、景気低迷を挙げた。同業のアルカ・コンティネンタルのメキシコでの炭酸飲料販売量は同4.7%減となった。
メキシコではダイエット炭酸飲料よりも、カロリーの高い通常商品の方が圧倒的に好まれている。コカ・コーラ・フェムサによると、同社の国内総売上高に占めるダイエットコークの割合は4%に満たない。また、アルカ・コンティネンタルによると、国内の飲料販売量に占める低カロリーまたはゼロカロリー商品の割合は10%未満と、他国と比較して低いという。メキシコで最も売れている炭酸飲料ブランドはコカ・コーラ。
メキシコでは4人に3人が太り過ぎで、米大陸で特に肥満の多い国の1つとなっている。2012年の政府の健康に関する調査によると、成人の9%以上が2型糖尿病と診断されており、50歳以上の国民の糖尿病罹患率は19%を超えている。ウォール・ストリート・ジャーナル

ラテンレストランTORO GASTROBAR TOKYO by Richard Sandoval
12月初旬、東京・銀座に、アメリカ発のラテンレストラン「TORO GASTROBAR TOKYO by Richard Sandoval(トロ ガストロバー トーキョー バイ リチャード・サンドバル)」が日本初上陸する。今回銀座コリドー通りにオープンする同店は、“メキシコ料理の父”と呼ばれるリチャード・サンドバル氏が手がける日本1号店となる。
◆リチャード・サンドバル氏とは?
1997年、アメリカ・ニューヨークにモダンメキシカンレストラン「MAYA」をオープンし、これまでに世界6カ国36店舗のメキシカンをはじめとする様々なラテンレストランを手掛けてきた。“メキシコ料理の父”として、アメリカにおいてアメリカン・エスニック(ラテン料理、メキシコ料理)の地位を引き上げた第一人者で、今ではアメリカのみならず、母国であるメキシコや、UAE、カタール、香港などでも店舗を展開している。
また2011年、アメリカン航空のファーストクラスとビジネスクラスの機内食を提供したほか、ジェームズビアードアワードの「最も注目すべきレストランメーカー賞」、Cordon d‘Orの「レストランオブザイヤー」など数々の賞を受賞している。
◆銀座に新たな海外グルメが、日本1号店の内装は?
今回オープンする日本1号店ではメキシコ料理をはじめ、ブラジル料理、ペルー料理などを中心に提供する。店舗1階はメキシコ料理の「タコス」や「ファヒータ」を楽しむカジュアルなカフェ&バーレストラン、2階は「セビーチェ」や「チュラスコ」などのラテン料理を楽しめるアッパーレストランとして営業。さらに世界一のテキーラセレクションを持つRSR(リチャード・サンドバル・レストラン)監修の元、テキーラをはじめとするリキュール類を豊富に取りそろえており、バーとしてカジュアル使いもできる。
■TORO GASTROBAR TOKYO by Richard Sandoval(トロ ガストロバー トーキョー バイ リチャード・サンドバル)
住所:東京都中央区銀座6-2銀座コリドー街
営業時間:11:00~23:00(予定)
定休日:無休